闇と光の慈愛のコントラスト(86)闇は母
==第二章、闇と光==
--闇は母(009)闇の未来①--
イリスは、話し出す。
「昔、人が生まれる時、イリノイスは、命の種を闇の種族からもらいました。
その種から人間や動物が生まれたのです。
この子の父は、闇の種族から使いで来たのです。
名前をアンディアと言います。
人の食料として小麦の粉を届けに来てくださいました。
私は、アンディアを労(ねぎら)い持成(もてな)しました。
パンや紅茶をお出ししました。
そして、いろいろ話しました。
私達は、植物を育てるので、気が合いました。
食物と植物は多少違いますけどね。
私は、その夜、闇の種族の村を見たくて
光の天空城を抜け出したのです。
偶然、アンディアに会いました。
嫉妬を買ったみたいで、
マイァシと言う光の神に『密会』したと
イリノイスに報告されてしまいました。
イリノイスは、激怒して、私を辱(はずかし)めたのです。
私は、子供を宿(やど)しました。
神が子供を宿すことは珍しいことです。
私は、生むと決めました。
そして、マイァシに誘われ天空城をでました。
マイァシは、私を殺すきでした。
私は、短剣で刺されました。
それの剣を止めて、また助けてくれたのがアンディアです。
しかし、アンディアは、剣の魔力で亡くなりました。
最後の力をお腹の子に与え、そして、私たちを逃がしたのです。
私たちは、気付くこの島にいました。
これがこの島にいる経緯(けいい)です」
イリスは、話を休めた。
「今度は、これからについて話します」
イリスは、続いて口を開く。
つづく。 次回(闇の未来②)
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