0243_神々の戦い(012)裕也の冒険-神々の合議②-
--神々の合議②--
「ところで、裕也の依頼の話をお聞かせください。」日蓮如来仏は言った。
「裕也は、東西の宇宙を治めるのを
神様仏様の合議で行ってはどうかと言っています。」
アクストラは、掻い摘んで説明した。
暫くして、日蓮如来仏は、答えた。
「うむ。分かりました。
早速(さっそく)。合議しましょう。」
「礼重尊(れじゅうのみこと)を居りますか?
急ぎ用事です。」
大声で、日蓮は読んだ。
青年が、駆けつけた。宮司みたいである。
「何か、御用ですか?」礼重尊は、慌てて入ってきた。
「イエス様とお釈迦様に今から東西の宇宙の統治について
合議するので来てほしいと伝えてほしい。」
と日蓮は言った。
「はい。分かりました。」
礼重尊は、そう言うと急いで出て行った。
「ところで、アクストラさん。あなたも参加しませんか?
あなたも、神様の一人でしょう。」
「はい。私も参加します。
昔は、魔族の王でした。魔族の意見も反映したいです。」
アクストラは、喜んで答えた。
「魔族の王ですか。それは、ちょうど良い。
合議に参加してください。」
日蓮も嬉しそうに言った。
東の地球は、もとは魔族が創った星である。
つづく。 次回(銅に閉ざされた脳①)