0247_神々の戦い(016)裕也の冒険-銅に閉ざされた脳④-
アクストラは、魔族の星に急いだ。
銅に閉ざされた神がいるかを尋ねるためである。
その星は、北の宇宙の中心にある。
指輪の精(ディフェド)に尋ねた。
ディフェドは、宇宙を先に飛び案内した。
(でも、ちょっと時間がかかりすぎますね。)
「裕也さん。アクストラを魔族の星まで移動させてください。」
裕也は、ディフェドからイメージを受け取った。
裕也は、手のひらをかざし、魔族の星を指した。
光が飛び、星に落ちる。
アクストラは、一瞬で魔族の星の大国の城の前に移動した。
直ぐ、裕也が現れた。
「魔族の王女。話がしたい。」
アクストラは声を張り上げた。
「誰だ!何者だ!」
城から衛兵らしき者が出てきた。
アクストラは、なぜこんなに裕也の為に働くのか?
それは、裕也の為だけではない。
光の神との戦いを終わらせたかったからである。
「裕也です。アイリアに取り次ぎください。
古の魔族の王。アクストラと一緒に参りました。
取次ぎをお願いします。」
裕也は、アイリアとの面会を願い出た。
「アクストラ。言うのを忘れてたけど、王女とは知り合いなんだ。」
裕也は、罰が悪そうに言った。
つづく。 次回(銅に閉ざされた脳⑤)