ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

0218_東の王(008)裕也の冒険

2020年01月03日 19時59分42秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0218_東の王(008)裕也の冒険
--獣人(ブー)①--
裕也は、小さな死神を人の大きさにした。
小さな子がどんどん来る。
獣人が死神とのやりとりを見ていた。
何か仏法者の役に立ちたいと思ったのだ。
ところで、獣人を詳しく説明すると。
豚と人の子の合の子である。
姿は豚の姿をしているが人の言葉を話すし、2本足で立つ。
獣人(豚の姿をしているから「ブー」と呼ぶ)が小さな死神を
口に含んで連れてくる。
裕也は、次元一致出来るが移動して違う場所に出ることができなくなった。
安全のためかもしれない。
裕也は、真奈美に聞いた。
「小さな死神を連れていく場所はないですか?」
真奈美は、アクテイスに聞いた。
と言うより自身の過去の記憶を探った。
「ガウルの洞窟がある」
ガウルとは、地獄を守る二つの頭を持つ恐竜(竜)である。
「あそこなら大丈夫」
裕也の口は、小さな死神で一杯になる。
(ものは、移動させることが出来るみたいだ)
裕也は、小さい子を潰(つぶ)さないように
必死で口で移した。
口からは、よだれが垂れ、目から涙が出ていた。
どんどん、ブーは、小さな子を運んでくる。
(何事も切りはある。
 愛情の限界まで)
裕也は、心に念じて耐えていた。
(なりふり構わず。
 美なんて最後に来る。
 善が先)
裕也の心情である。
つづく 次回(東の王009)獣人(ブー)②

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