0278_神々の合議(003)裕也の冒険-はじめての会議①-
--はじめての会議--
裕也は、会社を辞めることにした。
生活は、パソコン教室とフリーソフトを作って提供することで賄(まかな)うことにした。
以前、倒れた時、病院に入院した。
魔族の国から帰った時である。
こんなことを話しても信じる人のいなかった。
そして、今回のことである。
裕也は、信仰を一番重視している。
かと言って、金銭面で誰も助けてくれない。
その上での決意であった。
そして、はじめての合議の議題であるが、
裕也は、アクストラに頼んで、
『全ての神様や仏様の和平宣言』をしてはどうかと提案してもらった。
日蓮如来仏もイエス様も釈尊も裕也に恩義を感じ、素直に賛成してくれた。
ゼウスさんも、先ほどの件で懲(こ)りているので、
進んでとは行かないが賛成した。
問題は、西のイスラムの民である。
アクストラは、必死で説得した
「もう、宗教で争い、戦う時代ではない。
教義は、どの宗教も平和をもたらすために説かれている。
人の意識は、地域も人種も超えてきている。
今、進んで我々が和平宣言すべきである」
と力説した。
イスラムの民は、誰か相談する人が居るみたいであり、
「1日、考えさせてほしい」と申し入れた。
裕也は、イスラムの教義も勉強する必要があると
「コーラン」の本を買った。
しかし、どれだけ忠実に訳されているか疑問である。
もし、好戦的な宗教とみなせば、だんこ戦う気でいる。
回答は、明日だ。
つづく。 次回(はじめての会議②)
作者は、「コーラン(上)(中)(下)」著者、井筒俊彦訳を持っている。最初、半分ぐらい読んだがやめている。だが、今、ちゃんと最後まで読むことを誓う。大雑把なストーリになるが、それで、許してほしい。
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