不思議なハートの力00056神海家
ここで神海家の話をしよう。
神海家は、天皇家の属家である。
最初に日本に神が降り立った時、
日本書紀にはないが降り立った神の末柄であった。
それ以来、歴史の陰に生き天皇家に仕えていた。
それが、第二次世界大戦の時に血筋は途絶えた。
その後、養子を迎え家を存続していた。
身寄りのない優秀な子を養子にする。
天導は、そんな子であった。
養子になるには、儀式がある。
神殿を前に3日間、水だけで過ごす。
昼夜、祈りが行われ、天導も祈った。
意識がもうろうとしたとき、
天導は、夢を見た。
(君は、何をしたくて祈っているのだ)
心に声がした。
天導は、答えた。
(世の中の頂点に立つ)
(分かった)
「ガゴン!!!!」
体に何かが宿った。
そして、天導は、笑った。
(あはははは)
つづく 次回(征服①)