ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

0053_チベット(11)祐也日記

2013年11月10日 12時17分37秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0053_チベット(11)祐也日記

エディケ「祐也起きて、朝食よ」
祐也「はい」
「今着替えて行きます」
食卓には、パンケーキと牛の乳が乗っている。
エディケ「祐也急いで」
「集会に間に合わなくなる」
「おめかしもしたいし」
「記念する日になるわよ」
エディケ「9時に出発よ」
祐也「分かりました」
祐也は、すぐに出発の準備ができた。
エディケは、おめかしを終えた。「アギ、あなたも行くのよ」
「祐也、行くわよの」
祐也「準備は出来ています」
エディケ「出発」
祐也は、外に出るものと思っていたが、エディケは、娘と手をつなぎ地下への階段を降り始めた。

エディケは、地下にある扉の前のキャンドルをとり扉を開け中に入った。
祐也もそれに続いた。
「あ、次元が変わった」


アメリカに在った井戸、ソースへの入り口と同じだ。
祐也は、思った。
エディケ「30分くらい地下道を歩きます。
足元に気をつけてね」
30分歩くと地下道の先が明るく見えてきた。


明るい日差しの入るドームに出た。
5本の石の柱に支えられている。
真ん中には、厚手の絨毯(じゅうたん)が敷いてあり、
数人の僧が瞑想している。


エディケ「おはようございます」
僧侶は、瞑(つぶ)っていた目を開け、「おはようございます」と言った。


祐也「瞑想のじゃましたね」
エディケ「挨拶の方が大切です
祈りの間じゃないし」

祐也「私も、そう思います」


階段を上がる。
幾つかの部屋が見える。祈りと法説の部屋である。声が聞こえる。

祐也「アジェスタさんは、どこですか?」


右端の部屋の前に人影が見える。
エディケ「あちらに見える方です」
アジェスタ「祐也、こっちです」
「よく来てくれました」


祐也「私は、夢で主は、争わない。と聞きました」
「その真意を確かめに来たのです」



アジェスタ「それを知るのは難しい」
「祐也、どうぞお入り」
「エディケ、案内、ご苦労様でした」
エディケは、祐也と分かれて、祈りの部屋に入って行った。



つづく




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