昨年の総選挙の最大の争点は、郵政民営化であった。
はたして10年後のわが国に現在の様な郵便局が必要でしょうか?
時代が見えない郵政民営化反対派が「郵便局が無くなります」なんて言うのは仕方がありませんが。
まずは郵便事業。郵便から電子メールへシフトしていることは紛れも無い現実です。電報が祝電や弔電といった儀礼的な用途のみで利用され、通信手段としては用途がなくなったように、将来においては郵便も年賀状や暑中見舞いといった儀礼的な用途だけになるでしょう。私も郵便は、年間に何通も出していません。
こう書くと「メールやネットを利用できないお年寄りなどを犠牲にするのか?」などと怒る人がいそうですが、そういう人は将来においてもメールという物はキーやボタンを押して文字を出し、変換して文章を作る……という発想しか無い人です。将来においては現在のような不便なメール作成方式など使われ続けません。かつてDOSでコマンド入力してアプリケーションを起動していた時代には、パソコンは理科系技術者でもなければ操作できないと思われていたのです。すでに手書き入力は一般化されていますし、紙に手で文字を書く様にメールを書けるようになり、IT端末の操作はテレビのリモコン程度になるでしょう。テレビの操作がわからずに見られないというお年寄りがいますか?さらに障害者の方などは、わざわざポストに投函しなければならない現在の郵便よりはずっと便利になります。
郵貯や簡保もしかり。「近くに郵便局が無くなると、遠くまで行かなくてはならない」と反対派は言いますが、「お金を下ろしに行かなければならない生活」よりも「お金を下しに行かなくてすむ生活」の方が便利なのは誰でもわかります。それには電子決済・電子通貨の普及が望まれますが、課題はもちろんセキュリティの高度化、そしてITが苦手な層に対する簡単で解り易いハードとソフトの開発、そして政治家として大切なのは、個人情報の保護や犯罪被害に遭った場合に救済される法整備などでしょう。
なお「郵便局で住民票が取れたりしたら便利になる」というような意見もありますが、それよりも「自宅で取れるほうがより便利」である事は言う間でもありません。
つまり将来においては「郵便局が遠い、近くにある」という次元ではなく「個人個人が現在の郵便局のような機能を果たす端末を所持する」という時代が訪れるだろう事が推測されます。
その時に重要なのは、前述のように「より人に優しいハードやソフトの開発」や「セキュリティの強化」などであり、これこそIT屋の専門分野だろうと思います。
政治家の大切な仕事は、人々が今日よりももっと幸福になれる明日のビジョンを描き、それを実現していくことであろうと思います。
はたして10年後のわが国に現在の様な郵便局が必要でしょうか?
時代が見えない郵政民営化反対派が「郵便局が無くなります」なんて言うのは仕方がありませんが。
まずは郵便事業。郵便から電子メールへシフトしていることは紛れも無い現実です。電報が祝電や弔電といった儀礼的な用途のみで利用され、通信手段としては用途がなくなったように、将来においては郵便も年賀状や暑中見舞いといった儀礼的な用途だけになるでしょう。私も郵便は、年間に何通も出していません。
こう書くと「メールやネットを利用できないお年寄りなどを犠牲にするのか?」などと怒る人がいそうですが、そういう人は将来においてもメールという物はキーやボタンを押して文字を出し、変換して文章を作る……という発想しか無い人です。将来においては現在のような不便なメール作成方式など使われ続けません。かつてDOSでコマンド入力してアプリケーションを起動していた時代には、パソコンは理科系技術者でもなければ操作できないと思われていたのです。すでに手書き入力は一般化されていますし、紙に手で文字を書く様にメールを書けるようになり、IT端末の操作はテレビのリモコン程度になるでしょう。テレビの操作がわからずに見られないというお年寄りがいますか?さらに障害者の方などは、わざわざポストに投函しなければならない現在の郵便よりはずっと便利になります。
郵貯や簡保もしかり。「近くに郵便局が無くなると、遠くまで行かなくてはならない」と反対派は言いますが、「お金を下ろしに行かなければならない生活」よりも「お金を下しに行かなくてすむ生活」の方が便利なのは誰でもわかります。それには電子決済・電子通貨の普及が望まれますが、課題はもちろんセキュリティの高度化、そしてITが苦手な層に対する簡単で解り易いハードとソフトの開発、そして政治家として大切なのは、個人情報の保護や犯罪被害に遭った場合に救済される法整備などでしょう。
なお「郵便局で住民票が取れたりしたら便利になる」というような意見もありますが、それよりも「自宅で取れるほうがより便利」である事は言う間でもありません。
つまり将来においては「郵便局が遠い、近くにある」という次元ではなく「個人個人が現在の郵便局のような機能を果たす端末を所持する」という時代が訪れるだろう事が推測されます。
その時に重要なのは、前述のように「より人に優しいハードやソフトの開発」や「セキュリティの強化」などであり、これこそIT屋の専門分野だろうと思います。
政治家の大切な仕事は、人々が今日よりももっと幸福になれる明日のビジョンを描き、それを実現していくことであろうと思います。