時代のウェブログ

イマを見つめて
提言します

結婚式くらい地球内でやれ!

2006年01月06日 20時16分00秒 | 社会・経済
愛の誓いを書いたカードを宇宙空間に放出し、披露宴会場で中継する新ビジネス構想を河島伸樹近畿大教授(宇宙工学)らがまとめた。一分間の中継は五万円、録画は二万円を想定。出資者を探している。
小型衛星に名刺大カードとプリンターを搭載。高度五百―六百キロの軌道に乗せる。地上からメッセージを送信、衛星の中で印刷され、地球が背景となるように放出口に焦点を合わせて設置したカメラで撮影する。カードはカメラの前をゆっくりと出て行く。
結婚式を予定する三百十五人のアンケートで二百十人(67%)が「五万円以上でも申し込みたい」と答えた。企業の社長訓示や祝賀会での利用も想定。河島教授は「ビジネスとして有望だ。早ければ2008年に実現したい」と話している。
(6日・東京新聞)


宇宙塵の恐怖という話を聞いた記憶がある。宇宙空間に漂う塵は非常に危険で、仮に宇宙遊泳中の宇宙飛行士に当たると宇宙服に穴が開いてしまって即死するという。或いは宇宙船の船体に穴を開ける危険も考えられるとか。ただし宇宙塵が飛行士や宇宙船に当たる確率はコンマ何ケタ以下、つまりぶつかる事はほとんど考えられないという。
恐らくこの教授も宇宙工学の専門家だから、こんなビジネスをしても弊害が起きる確率はほとんど無いと計算しているのだろう。
しかしこのようなビジネスが乱立したらどうなって行くのか?

かつて高度経済成長期に乱立した工場群が、海は広いのだから僅かな排水を流したところで何の影響も起こさないという確信で操業されていた。その結果が今日、どのような結果を招いたかは語る必要は無いだろう。
人間よ驕るなかれ。もっと謙虚に生きよ。