時代のウェブログ

イマを見つめて
提言します

スポーツ界はどこもムラ社会だな

2007年10月21日 10時21分30秒 | スポーツ
山本茜騎手が調教師からセクハラ受け提訴。

訴えによると、調教師は山本騎手にたびたび抱き付くなどしたほか、今年1月には厩舎にある自分の住居に山本騎手を呼び出し、「おれはおまえに全部を見せることができる」「おまえも包み隠さずに見せてみろ」などと裸になり、山本騎手にも服を脱ぐよう求めたという。

しょうもない調教師だな。社会常識ゼロか。
昨今、大相撲では新米力士のリンチ殺害事件、ボクシング界では亀田一家の反則処分問題が物議を醸した。この競馬セクハラ事件も同じ土壌の上に有ると感じる。

共通するのは、一般社会と隔絶したムラ社会であるということ。
相撲協会の理事長は元横綱の北の湖で、理事も皆元関取。親方衆も元関取。ボクシング界も同様で、亀田問題で出てきた組織の役員も元ボクサー達。
競馬の調教師も元騎手が多い。

若い頃から特定のスポーツに打ち込み頂点を極める。それはそれで立派な事だが、その分犠牲とせざるを得ない一般社会で身に付ける事もあるだろう。そういう連中だけが集まって運営していれば、どうしても偏向したムラ社会になってしまう。
そして、これは相撲・ボクシング・競馬に限らない。極論すれば日本のスポーツは全て、元一流選手が組織を牛耳っていると言って過言でない。
かつてスケート連盟などでも不祥事が起きたが、ここで名が出た役員もやはり元五輪代表選手などであった。

確かにスポーツ選手の寿命は短い。現役を引退した後の生活の保障は不可欠だ。しかしスポーツ連盟は元選手の互助会で良い訳ない。少なくとも半数は他の世界の常識を持った人間を入れて運営するべきではないか?
それがなされなければ、いつまでもそのスポーツ界だけで通用する、一般社会とは隔絶した理屈で動くことを止められない気がする。

コメント
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