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イマを見つめて
提言します

麻生首相はハレ晴レユカイを踊っているか?

2009年03月07日 00時40分00秒 | 政治
小沢民主党代表が連日、記者団に囲まれて質問攻めにされている。
このところ、ずっと攻め続けられていた麻生さんは、密かに首相官邸で「ハレ晴レユカイ」でも踊ってるんではなかろうか(笑)?

新聞も西松建設について、色々と新事実を報道している。
「まるで収賄事件の容疑者のように」と小沢さんが嘆くような内容だ。
でも、小沢逮捕はなかなか難しいのではなかろうか?
献金以降、東北地方で西松建設の受注が増えたのは事実のようだ。
でも、まさか小沢さんが「この工事を西松建設に発注しろ」なんてベタな便宜供与をするとは到底考えられない。小沢さんに限らず、今時そんな阿呆な政治家はいないだろう。

例え話をする。中学1年生のサッカー部の西松くん。彼の家はお金持ちで、色々な物を持っている。同じサッカー部で中3の小沢先輩がよく遊びに行っている。
小沢「このゲーム、おもしれ~な」
西松「じゃ貸しますから、好きなだけ遊んでください」
小沢「いつも悪いな~」
なんて感じで「お気に入り」になっている。ある時、サッカー部の他の1年生の間で、「最近、西松が調子こいてるから締め上げよう」みたいな話が出る。他の1年生が言い出す。「でも西松は小沢先輩のお気に入りだから、へたにいじめたらオレたちが仕返しされんじゃないか?」。結局、西松くんをいじめる話は流れる。ここに小沢先輩は一切、出てきていない。ただ「裏に影を感じる」ってだけだ(笑)。

「何も得がなくて、億単位の献金をする企業があるわけない」という人がいる。
政治家Aが企業Bから政治献金を受け取って、その見返りとして便宜を計れば、これは贈収賄となる。
では、こんな例はどうか?
「むだな道路をこれ以上、建設するべきではない」という意見に対して、「まだまだ道路は足りない。もっと建設するべきだ」とがんばっている政治家がいる。建設会社は道路建設が縮小されれば困るから、このセンセイに政治献金を行う。直ぐに自分の会社に発注がくるわけではない。しかし、道路建設が増えれば比例して会社の利益も増える。これは贈収賄にはならない。単に政治活動の支援である。
でも結果的に見て、罪になる行為とならない行為にどれだけ差があるか疑問だ。

最後に政治家の弁護を少しすれば、私腹を肥やすのが目的で政治献金を集めまくっている政治家がそれほどいるとは思えない。なによりも選挙に金が掛かるのが原因だろう。昨年からの解散を読んで事務所を借りたのは良いが、一向に解散されずに維持費で苦しんでいる政治家も多いと聞く。
もっと金が掛からない選挙にすれば、政治と金の問題も減ってくるように思うのだが、現状では無理かなと思う。はたして選挙公報を読んでいる国民がどれくらいいるだろうか?
街頭で握手してもらって良い感じだったから投票する――そんな選挙が続くうちは、政治と金の問題は無くならないだろう。