西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

チューバマンショー

2008年01月07日 09時22分00秒 | Weblog
 これも年末のイベント。以前私が出演した『モスリン橋の、袂に潜む』の音楽監督で、作曲家の渡邊崇氏がプロデュースする「Sound on film」を観にいった。

 サイレント映画と楽器の生演奏という、ちょっと珍しいパターンのコラボレーションである。
 第5回となった今回、映画はリュミエールの作品集、そして楽器はユーフォニアムとチューバ二人編成の「チューバマンショー」。

 私としては、このチューバマンショーがかなり気に入った。二人のパワフルな覆面奏者によって奏でられる、音楽のような台詞のような、不思議な演奏。あまり身近ではなかったユーフォニアムとチューバという楽器であったが、お陰で今回、楽器とは「楽しい器」と書くものなのだということを、改めて納得させられた気分だった。

 あえてひとつ難を言わせてもらえば、演奏が派手で面白すぎて、映画がいささか浮いてしまっていたかも……?


 早や、次回の「Sound on film」や今後の「チューバマンショー」のLIVE活動にも、注目していきたいところである。


渡邊崇氏のHP
http://www.nikakari.com/

チューバマンショーのHP
http://funkeuph.web.fc2.com/tubamanshow/