チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

こゆき 不調メモ 続き

2008-02-13 23:55:28 | ウサギ
きち先生からの指示通り、ステラロールを投与して経過観察。
でも、あまり良い反応はありません。
神経質な子ですから、あまり人間がべったりしているのもストレスになるでしょう。
昼からはサークルに戻して、遠くから見守ることにしました。
でも、午前中はシジミを見て行きたそうにしたのに、午後は見向きもしません。
じっと座っていても、何となく頭が揺れている気がするし。
昨日サークルに入れたのが、夜中過ぎ。
うさぎの食べ物の町内通過時間は6時間と聞いています。
となると、サークルに入れる6時間前から食餌をとっていない計算になります。
合計すると、いったい何時間食べていないのか!

きち先生は6時間経ったらという指示でしたが、待てずに5時間で次のプリンペランを投与。
でも暴れて(こういう時の力は出る)、半分も入らなかった(;;)
昨日18時頃から飲み食いしていないなら、夜まで待ったら24時間です。
これ以上待つのも、後悔のタネになるかもしれません。
思い切って、きち先生に診察をお願いしました。
せっかくの休日なのにと申し訳ない思いでしたが、このまま何かあって後悔だけはしたくない。
眠れぬ夜を過ごすより、先生にご迷惑を掛けても「出来る事はやった」と思って、過ごしたい。
ちょうどママちんが帰宅して、車で連れて行ってくれることになりました。
キャリーバックに入れようと抱き上げたら、キーって鳴いたこゆき。
うさぎが鳴くのはよほどの事。
何度かの薬の投与が、どれほど怖かったのかが分かります。
って、神経質で、往生際が悪い・・・(--)
ママちん曰く、「今かーさんは鷹と同じ。敵だと思ってるのよね」
うううう・・・

出かけ先から戻ってきてくださった先生。
「お腹は柔らかいですねぇ。これで硬かったら、半分は亡くなるんです。」
今までの様子と、診察した感じで、何でこれほど食べないのか不思議そうです。
生後数ヶ月の子ウサギの、胃腸障害の致死率は高いのです。

でも胃腸障害以外にも、食べないことがある。
「子のこのビクビクは、パスツレラかエンセかって、気になる事もあるのです」と、聞いてみました。
先生は、こゆきを左右に揺らして確認しながら(斜頚があると、正面を向いていられない)
「そうね。この間食滞で来たウサギさんがいて、何となく首が傾いている気がして飼い主さんに聞いたのですが、飼い主さんは斜頚は絶対ないと言うんですね。一通り処置して、翌日もダメならまた診ましょうといったんです。ところが翌日、突然キーっと悲鳴を上げて、急に眼振と硬直が出て、亡くなってしまいました。
エンセだったのでしょう。間脳をやられると、ダメですね。」

ああ、エンセの発症が劇症だったのですね。かわいそうに。
間脳は、生命の基本を預かるところです。ここがやられると、手立てのうち様が無い。

プリンペランミックスと油分(おそらくペトロモルトなどをゆるくしたもの)を経口投与。
始めは暴れていたこゆきを、上手になだめながら。
「ああ、飲むの。そうそう 上手上手。おいしいねぇ」
経口投与だけでは反応が悪かったので、念のために皮下補液も。

通常の補液(電解質物質の入った液。ポカリスエットなども同じ脱水を回避するもの)に、いつもどおりに
ビタミン(肝臓を保護する。ケトアシドーシス予防)と
ステロイド(抹消血管の血流を維持する)と
ガスモチン(消化器官を動かす)を加えて、皮下点滴。
今回新たに使った「ガスモチン」という薬。
腸を動かす働きをするのに、ドーパミンとセロトニンがあり、プリンペランが作用するのはドーパミン。
ガスモチンが作用するのはセロトニン。
双方から、腸の動きを促そうと言うわけです。
(今回ガスモチンも自宅用に内服処方してくださいましたが、人間で副作用症状の報告があるので、使用はきち先生の指示があるときだけ。)
点滴と言っても時間はかかりません。
うさぎは、皮膚がルーズで筋肉との間に大量の水分を入れることが出来ます。
入ったものは、徐々に吸収される仕組みです。

しかし、こゆきは暴れる暴れる。
きち先生も、なだめなだめです。
きち先生のようにベテランの獣医さんでなくては、補液は難しい子でしょう。
また、これがおとなしくされるようなら、ますます具合が悪いという事。

「今のうちだけです。もう少し大人になってくると、物分りが良くなって違ってきますよ」
「逃げ道を完全にふさぐと、ますます暴れます。逃げ道を残してやると良いのです。」

確かに左腕でしっかりこゆきの胴体を保定しながらも、頭は左腕と脇の間に入って、こゆきは向こうが覗けます。
補液の後は、先生がツボを指圧。かなりの強さです。
「押す時使う筋肉は、上腕の内側に力が入るように。押す一方じゃだめですよ。」
コツを教えていただきました。

「これで様子を見て、2時に投薬。2時を見合わせたなら6時に投薬してください。そして明日の朝、様子を連絡してください。それで、今後の方針を決めましょう。」
つまり、これでも食べない状態が続いて薬を与えるなら、2時と6時がチェックポイントと言うわけです。

「それから、こういう時は何を食べるか分からないので、いつもは食べないようなものも一緒にいろいろ並べて置いてくださいね。」
いつぞやそうめんを食べて、食欲を取り戻した子がいるのです(^^;;
「それから、この子は強制給餌はしない方が良いでしょう。人目が気になる子でしょうから、見ないでそっとしておく。シジミ君に、そばで一緒に食べてもらうといいかもしれない。」

「この子は大丈夫ですよ。 ね、こゆきちゃん、大丈夫だよね?」
という、きち先生の言葉に送られて待合室に戻って、試しにシソをあげたら一枚モグモグ♪
ちょうど出ていらした先生が、「おや。ボクの顔見て食べてますねぇ。笑」
きっと「わたち食べるにょ」って言っているのかな?
でも、一枚食べたらオシマイ(;;)
そして、ママちんの腕の中にジャンプ!
周囲の人が「かわいいわねぇ」って、寄ってきました(^^)
今日は奥様先生は診察日なので、うさぎさん以外の患者さんはいるのです。

で、結果。
帰宅したのが20時。
指示通りに、サークルに入れて、こちらの姿が見えないように離れて観察。
その後、シソや明日葉を気持ち食べている感じ。
補液をしているので、おしっこは出るはずです。10時頃に、うさソファならするかもしれないので、出してみました。
おお!ウンチ!!(^^)

お腹に入っていた分もあるでしょう。かなり形がいびつで小さくバラバラですが、出れば宜しい!♪

出るものが出れば食べるはずと、そばにあれこれ並べたら、普段はあまり食べないサラダ菜とサニーレタスを食べ始めました。
落ちていた乾燥したバラの花びらを食べたので、それも追加。


こうなると、かしずくように「あれは?これは?」と、お運びします(^^;;
ペレットも少し食べて、セッセと身づくろいもします。
なにより、ぼーっと座り込まなくなりました。
外に出しても、隅の冷たい暗い所にこもりません。

この分なら、深夜の投薬は必要なく、明朝は先生に嬉しいご報告が出来そうです。
かーさんもホッとして、おにぎりを食べました。
(実は、かーさんも一日飲まず食わずです)
ホッとして、コーヒーも飲めました。

こゆちゃーん。 
こゆちゃんも頑張ったけれど、本当に先生に感謝しようね!


コメント (3)
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こゆき 不調メモ

2008-02-13 11:48:44 | ウサギ
今朝サークルのドアを開けても、こゆきが出てこない。
おかしいなぁ。
覗いてみると、餌を食べていない。
寝る時に与えた野菜も、ペレットもそのまま。
サークルの中はきれいで、●も排尿もない。
(おしっこは、どうしてもトイレでしない子)

うーーー(--) 食滞だ。
出してうさソファに乗せても、オシッコはせず、●3粒。
うーーーん。どうしよう。
しばらくなでながら様子を見る。お腹の音はしない。
歯ぎしりはひどくないが、時折コリッと音がする。
やっぱりお腹が痛いのかな?
ホカロンを見つけて、お腹を暖めながら、消化器官のツボである腰から下の背骨の両側をマッサージ。
そうだ! プリンペランミックスだ。
手元にあるのはシミユキ用だから、量は半分でいいな。
でもシリンジに半分と言うのは、実際量全部は押し出せないから、全量入れて半分押し出そう。

ここで、かーさん第一の落ち度。

冷蔵庫を漁る。
あったあった。
プリンペランって、どんな味だったかなぁ。
ガスピタンが入っているから、乳酸菌味よね。
あれ? 案外苦いなぁ。
砂糖を加えてあげよう。

ここで、かーさん二番目の落ち度。
久しぶり(半年振りかな)なので、薬の違いに気がつかない。

そして3番目の落ち度。
暴れるこゆき(シミユキ以上に暴れます)に何とかシリンジを押し込み、アッ思ったら全量投与。

大丈夫だろうか・・・
病院へ連絡してみる。
すぐに折り返し、看護師さんから連絡。
話しているうちに、投与したのはクラビットミックスだったと判明!
どうしよう(TT) クラビットは抗菌剤です。
食滞なら、腸内細菌のバランスも崩れているだろうに、ますます細菌藪にダメージがいかないか?
きち先生はお休みの日でしたが、すぐに看護師さんが連絡してくださる。
その間に、プリンペランミックスを見つけて、今度は半量だけ吸い上げて投与。
折り返し、すぐに先生から電話。

「食滞に、同じ抗菌剤のバイトリルを最初に与える先生もいるから・・・。プリンペラン半量ね。良いですね。後は、ステラロールあったでしょ?あれを0.5mm与えてください。
それで様子を見て、6時間経っても変わらなければプリンペランを半量。それでまた、連絡をください。
それから、暖めるならお腹でなくて背中です。」


「ええ、ツボと聞いていましたからマッサージをしていたのですが、背中を暖めながらにします。
で、脱水が心配なのですが。」


「ヴィダインゼリーってあるでしょう? 食べるなら、あれを半袋位まで与えて良いですよ。」

うーん。敏感な子なので、シリンジであげるのはストレスになるでしょう(--)

「分かりました。これで様子を見て、明日も変わらなければ伺います。」

「明日でなく、今日でも診ますから。」

本当に、ありがたい!
指示通りにしてダメなら、7時ごろにでも行きましょう。

何しろ生後3ヵ月半、体重が大人の半分のこゆきです。
体力は半分以下。
生後数ヶ月のうさぎの死亡率は、高いのです。
下痢をしていないだけ、マシですが。
下痢をされると、死亡率は跳ね上がります。
個体差も大きく、こゆきはショップで見たときから「神経質」だと思ったし、事実とても臆病。
神経質で臆病という事は、ストレスを受けやすいという事。
それに、根が丈夫かどうかはまだ分からない。
今回程度の事で、亡くなる事だってあり得るのがうさぎ。
ユキを経験したので、うさぎの死はもっと身近で、もっと冷静に受け止めているけれど。

つくづく考える。
うさぎは待ったが本当に効かない。
犬猫に比べて、具合も悪くなりやすい。
特に食滞は原因不明が多くて、積極的予防がなく、あるのはなるべく健康に良い食餌をさせ、食滞をおこしそうな条件をつぶしていくだけ。
健康に良い食餌と言っても、いまだ決定打はない。

うさぎをなるべくちゃんと飼ってあげようと思えば、気力がいる。
こちらが年を取ったら、難しいなぁ。
皆は「どうせアナタは、うさぎを飼うのは辞められないわよ。」と言うけれど、飼わない勇気も必要です。
二人がいなくなったら、庭の花だけ相手にしている方が、心の平安かもしれないなぁ。


コメント (2)
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