(写真は『渦巻論法』。はまりこんで、渦の中へ中へと引き込まれざるを得ない状況下におかれても、あるときふと抜け出せることがある。高校生の頃、安部公房全集を読み、ふと感じた『渦巻論法』が、この『レ・ミゼラブル』は具体的で写実的に当てはまる。いずれ児童書ではなく、原作も読んでみたい。)
記録だけ
レ・ミゼラブル
満足度 ★★★★★+★★★
感動度 ★★★★★
色彩 ★★★★★
重厚さ ★★★★★
時代性 ★★★★★
お勧め度★★★★★
原作 『レ・ミゼラブル』1862年刊
ロマンティシズムと共和主義とが、主人公の博愛主義野なかに混然と融合した大作。
(ブリタニカ国際大百科事典引用 )
著者 ビクトル・ユーゴー
1998年 アメリカ・デンマーク 133分
監督 ビレ・アウグスト
キャスト
リーアム・ニーソン
ジェフェリー・ラッシュ
ユマ・サーマン
クレア・デインズ
良かった。大変満足させられる映画の一つ。
楽しめる家、質も良く、もう一度みてみたいと思わせる作品だ。
当時のフランスの時代背景をさらりと描く中、人間本来の生き様や信念、愛、善、信仰 そして葛藤などをも巧み且つ見事に描き上げた秀作の一つ。
観ながら、ことあるごとに、
『ああ、無情・・・』
と内心つぶやく私。
観終わったあと、家族は『レ・ミゼラブル』三冊と児童書を読んだとのことで、
「懐かしい、懐かしい・・・」
と連発。
私は児童書を読んだことはあるが、前半に力が入ったもので、今回の映画は後半部分が真新しく感じた。はたまた、後半を忘れていたのだろうか・・・
いずれにせよ、私にとってはとても好きな映画の一つでした。