(シャムシール村 この時村人たちは、日本人が初めて訪れたと喜んでくれた。)
ターズィエ(受難劇)
とあることから、ふと『ターズィエ(受難劇)』のことを思い出したが、乱鳥のブログを検索しても出てこない。
それもそのはず、発音の解釈により、『タキイェ(タジイエ)』と記していたため、ヒットしなかった。
正しくは、『ターズィエ』と云うらしい。
おそらく以前にも書いたが、日本人だけでこの劇を見るのは、割合に困難をきたす。
私はまだ明るい間に一人で果物や菓子を買いに行ったついでに、垂れ幕を見て、イラン人に聞いた。
「これは、なんだ?」
「何時に始まる?」
「日本人だが、来ても良いか?」
「夫と二人だが、入れるか?」
「何を用意すればいいのか?」
イラン人は人が良い方が多いので、その場では断らない。
本当にいく日本人ってどう?って感じで、KYを装って、天下晴れて受難劇を見事無事に見ることができた。
これは大変貴重な経験だと、今も喜んでいる。
案の定、劇は女と男に。左右に分かれて座らされた。
皆は劇に感銘を受け、大泣き状態である。
そして実は空気を読むことができる私は、大いに泣いた。
イラン人女性と、肩を叩き合い、ハグをし合い、大泣きに泣いた。
大泣きに泣きながら、イラン人が進めるひよこ豆や乾燥果実などを頬張り、また、大げさなまでに涙を出して、泣いた^^
男女の中心の前の高い段には、兵隊が長い銃を構えて、二手に分かれたわたくしたち日本人を見張っていた。
多少、緊張。
だが、かねてからの念願であったターズィエを見ることができた喜びはひとしお。
交渉に成功し、観劇できることとなったことに、夫はとても喜び感謝さえしてくれた。
私はペルシャ語は全く知らない。夫は、私の行動力と交渉力に驚き、喜んでくれていた事を思い出す。
ターケ・ボスターンにある テキーイェのタイル画
<イマーム・フセイン(ホセイン)の受難劇『タキイェ(タジイエ)』を上演する場所>
手前はフセイン(ホセイン)の手。
これはタイル画じゃなく、普通の絵。
幾何学文様^^
アーシューラーの旗
赤馬(栗毛)と白馬
赤馬(栗毛)と白馬
高貴な方が乗っておられる
いろいろ
高貴な方が顔を隠されている絵
高貴な方が顔を隠されている絵
漫画の吹き出しのような絵
ペルシャ語が書かれている(たぶん^^)
いろいろ
歴代のどなたか(複数の人の絵が多くあった)
左、おっとこまえ・・・?の王様か?
残酷だなぁ^^;;
残酷だなぁ^^;;
こんなタイルもいっぱい。
イスファハーンのテキーイェは19世紀につくられた新しい建物。
風景画や動植物に加えて、人物画や顔の絵もいっぱい。
受難劇『タキイェ(タジイエ)』を絵であらわしてる部分もあるのかな?
見ても見ても見飽きない程のタイル画。
写真に収めただけでも600枚は超えると思う。
ここに記録したのは、無作為直感で開けた写真。
お見苦しい展は、お許し下さい。
以前記録した テキーイェ(2009年08月03日 )です。
(写真12枚 鬼のような絵あり)
2008年9月 イラン ターケ・ボスターンにある テキーイェ