バッハ Bach: 無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 Cello Suite No. 1 BWV1007/パブロ・カザルス Pablo Casals 1938/レコード/高音質
『狐猿随筆』 柳田國男 岩波書店(2011/03発売)
259p
松島の狐 36頁
早稲酒や稲荷(とうか)呼び出す姥がもと
(『焦尾琴(しょうびんきん)』)
狐の飛脚(80頁)
狐のすしは七桶ながら
八桶に足らぬとて狐狩するよ
狐を喰ったらうまかった
まんだ歯ぐきに挟まってる
坂川彦左衛門(85-86)
寺沢別当、ばか別当
ひっぱり炙りの大名人
ゴクワン、ゴクワン
坂川彦左衛門(86)
新井田のしょっぱこ爺やい
坂川彦左衛門(87)
長右衛門のけつ炙り
長右衛門のけつあぶり
久しぶりに、柳田國男氏の書物を読む。
割合に気楽に書かれている本書には、遊び歌(?)が多く収められている。
著者は思い出したように書かれている部分もあり、
【関西にもあったが、思い出せない】
などと記されており、本書もまた、柳田氏の一面がうかがえる感じがたまらなく魅力的であった。
内容(データーベース)
はなれ猿に送り狼、狐の飛脚、化ける猫―動物たちは人間の生活と感情のなかでどのような位置を占めてきたのか。
物語・伝承・記録を織り交ぜながら、飼い犬の挙動や庭のどら猫一族まで、「小さな真実」をめぐる考察は自由に架橋する。
目次(データーベース)
猿の皮 松島の狐 狐飛脚の話 坂川彦左衛門 サン・セバスチャン 対州の猪 猫の島 どら猫観察記 旅二題 モリの実験 狼のゆくえ 狼史雑話