上は二塚古墳の全景。
先日こどもと、二塚古墳に行った。
別名『銭取(ぜにとり)塚』といわれるそうだが、いわれは知らない。
ここは當麻寺に行く途中、ひょいと寄ってみたこの古墳は、淨願寺裏から住宅の横を通って、「近畿自然遊歩道」を西へ300m進む。
道は登りで、葛城山の東麓、奈良盆地を見渡す標高約200mの高台まで、ミニバイクで進んでいくと、二塚古墳はある。
着いてみると、大学生らしい男性の先客。
自転車の彼は、ノートを持ち、まじめに古墳全景を確かめていた。
えらいな。
二塚古墳は、全長60メートルの前方後円墳。
前方部、後円部とその間の造り出し部にそれぞれ横穴式石室がある。
一つの古墳で三つも横穴式石室があるのは珍しい。特徴的といえよう。
6世紀中頃の築造で、付近には、60基ほどある寺口千塚古墳群の中心をなすとのこと。
後円部の石室からは、須恵器や土師器、金銅花形座金具や水晶製三輪玉が数多く出土している。
今は古墳の周りには草が伸び放題。
すかんぽは伸び、アザミは見事に咲いていた。
この古墳、木の生え具合がかっこよく、芝居に出てくるいなせな男性を思い浮かべる。
古墳も案外素敵だなと、最近感じるようになってきた。
またまた、こじつけか・・・。
バカだな。