(写真は京都の東福寺にある雪舟寺の庭。私の好きな寺の一つ。)
記録だけ
2008年度 97冊目
『宮田登 日本を語る 7 霊魂と旅の フォークロア』
宮田登 著
発行所 吉川弘文館
2006年8月10日
232ページ 2730円
『宮田登 日本を語る 7 霊魂と旅の フォークロア』を読む。
楽しかった。
やはり宮田登氏は好きだな!
今年はこの宮田登氏と木々高太郎氏に恋しちゃったって感じかな。
加えて安部公房先生、ジェラール・フィリップ(俳優)なども好きなんだけど、みんな 亡くなられているんだ。
夫だけは健在。とっても幸せですよ^^V
記録とは随分離れてしまいましたが・・・、少しは元に戻しましょう。
宮田登 日本を語る 7 も、各章毎に興味深い記述が多かった。
本来目身などをとりながら読むべき内容だが、気楽に楽しむ。
だいたい7,8時間で読んだが、家族に言わせると、
「はやすぎる。もっとじっくり読んだ方がいいよ。」
だそうである。
少しは気を心にとどめておこう・・・。
気になる部分があるので、本の一部だが メモ書程度に書きとどめておきたい。
「Ⅰ 霊魂の行方」
盆や盆踊りの意味、知らなかったな。
祖霊信仰 も面白い。
「Ⅱ 墓と埋葬」
土葬や火葬、骨信仰、石塚や森や寺、軒下など興味深い話が多い。
野送りの意味、埋め塚、捨て墓→礼状の成立などは強烈に印象が強い。
通夜、友引、喪服の色(元は白・晴れ着→明治以降 黒)
ケガレ(気離れ→気戯れ)
「Ⅲ 旅のフォークロア」
「霊魂の飛翔」の旅
柳田圀男 「たべ」→「給う」「賜われ」
→「他の火説」(手火)
人は旅することで神になる、旅の意味
流行神の移動(疱瘡神など)
代参と山伏信仰(火渡り→金集め)
遍路型文化と意味
宮田登 日本を語る は全部で16巻。 宮田登詩の書き上げた本の一部に過ぎないという。
2000年に亡くなられているが、どんな方だったかを想像すると心が弾む。
できれば講演や授業を聴いてみたかった・・・。安部公房先生との思い出のように いっしょにお茶でもしたかったと、悔しい思いである。
家族にじゃれごとのたまうと、夫苦笑するなり・・・。(笑み)
宮田登 日本を語るは きっと全巻読むな^^V
下は宣伝のようになっています。 ・・・が、お金儲けはしておりません(笑み) 自分の記録のためにアドレスを貼っています。 | |
http://www.yoshikawa-k.co.jp/miyata1.htm 宮田登シリーズ 全16巻 案内HPより |