乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『宮田登 日本を語る 7  霊魂と旅の フォークロア』  吉川弘文館

2008-08-27 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

(写真は京都の東福寺にある雪舟寺の庭。私の好きな寺の一つ。)

 

記録だけ  

 

2008年度 97冊目  

 

 『宮田登 日本を語る 7  霊魂と旅の フォークロア』

 

  

 宮田登

 発行所 吉川弘文館

 2006年8月10日

 232ページ 2730円

 

『宮田登 日本を語る 7  霊魂と旅の フォークロア』を読む。

 楽しかった。

 やはり宮田登氏は好きだな!

 今年はこの宮田登氏と木々高太郎氏に恋しちゃったって感じかな。

 加えて安部公房先生、ジェラール・フィリップ(俳優)なども好きなんだけど、みんな 亡くなられているんだ。

 夫だけは健在。とっても幸せですよ^^V

 

 記録とは随分離れてしまいましたが・・・、少しは元に戻しましょう。

 

 宮田登 日本を語る 7 も、各章毎に興味深い記述が多かった。

 本来目身などをとりながら読むべき内容だが、気楽に楽しむ。

 だいたい7,8時間で読んだが、家族に言わせると、

「はやすぎる。もっとじっくり読んだ方がいいよ。」

だそうである。

 少しは気を心にとどめておこう・・・。

 

 気になる部分があるので、本の一部だが メモ書程度に書きとどめておきたい。

 

 「Ⅰ 霊魂の行方」

 盆や盆踊りの意味、知らなかったな。

 祖霊信仰 も面白い。

 

 「Ⅱ 墓と埋葬」

 土葬や火葬、骨信仰、石塚や森や寺、軒下など興味深い話が多い。

 野送りの意味、埋め塚、捨て墓→礼状の成立などは強烈に印象が強い。

 通夜、友引、喪服の色(元は白・晴れ着→明治以降 黒)

 ケガレ(気離れ→気戯れ)

 

 「Ⅲ 旅のフォークロア」

「霊魂の飛翔」の旅

 柳田圀男 「たべ」→「給う」「賜われ」

            →「他の火説」(手火)

 人は旅することで神になる、旅の意味

 流行神の移動(疱瘡神など)

 代参と山伏信仰(火渡り→金集め)

 遍路型文化と意味

 

 宮田登 日本を語る は全部で16巻。 宮田登詩の書き上げた本の一部に過ぎないという。

 2000年に亡くなられているが、どんな方だったかを想像すると心が弾む。

 できれば講演や授業を聴いてみたかった・・・。安部公房先生との思い出のように いっしょにお茶でもしたかったと、悔しい思いである。

 家族にじゃれごとのたまうと、夫苦笑するなり・・・。(笑み)

 

 

 宮田登 日本を語るは きっと全巻読むな^^V

 

 

 下は宣伝のようになっています。

 ・・・が、お金儲けはしておりません(笑み)

 自分の記録のためにアドレスを貼っています。

 http://www.yoshikawa-k.co.jp/miyata1.htm  

 宮田登シリーズ 全16巻 案内HPより

コメント (1)
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