(写真はイラン女性。アブヤネにて)
記録だけ
2008年度 100冊目
『イラン人は 神の国イランを どう考えているか』
レイラ・アーザム・ザンギャーネ 編
白須 英子 訳
発行所 株・草思社
2007年2月28日
231ページ 1800円+税
『イラン人は 神の国イランを どう考えているか』を楽しむ。
学者や研究者や作家や哲学者、編集者やジャーナリスト、映画監督や女優などの目を通して、イランを考え紹介した本書は、知らないことガ多く書かれており、知らないイランを発見できた。
ジェンダー問題や結婚(16歳→9歳)、服装やマネキン。革命前と後の変貌、人種差別の問題やそれに対するイラン人の感覚。宗教感や生活と密着した詩の話など興味のある話が多い。
現代中東芸術文化誌『ビドィン』編集者の ネガール・アーズィミーの出だしの言葉は印象深い。
また、イランが パンクロックや服装倒錯、テレビの実録番組の発祥地だったことは知らなかった・・・。
上に載せた映画監督とは キャーロスタミーのこと。
この項目に至っては質問形式ですすめられていたが、この質問内容が私には楽しい^^
興味深い内容であり、また 私がこれまでキャーロスタミーやイラン映画に対して感じていたことが解消できるといった素晴らしい項目だった。
最後になりましたが、この本も近くの図書館から他の図書館に頼んで取り寄せて頂いたものです。
関係者の方々に心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。