記録だけ 2009年度 107冊目
『西鶴くずし 好色六人女』
藤本義一 著
1974年8月20日 初版
1974年10月25日 3版
立風書房
244ページ 860円
今朝から用事の合間を拭って、藤本義一著の『西鶴くずし 好色六人女』を読む。
芝居がかりのこの本。情景を思い浮かべながら藤本義一の思い描く好色六人女を読むのは楽しい。
大阪堺出身の彼の京女言葉は楽しかった。(笑み)
1970年代当時、女子大生国文学専攻学生は井原西鶴の作品を材にして、卒論を手一種津する人が多かったそうだ。
いいじゃん。
作品も面白いし、芝居もいっぱい見られるね!
まぁ、その女子大生の大学教授の手垢に汚れた大学ノートの西鶴感を聴講するのはばからしいという話をもとに 藤本義一さんが西鶴を書きくずされたといったところ。
けして 品のある内容ではなかったが、うなづけるものもあり。
第1 から 5までで 1の『お夏狂恋』が一番の秀作だった。
ちなみに 6においてあれだけの長さは必要ないかもしれない。(笑み)
ただ 6(236)の中の、
【「ごちそうさまでした」というた時、・・・・・・。彼としては、紅茶やケーキのお礼を言ったつもりやろうけども、うちは彼に「◯おろし」のお礼を言われているようやった。まさか、いいえ、お粗末なものでしたとも言われへん。】
というくだりには、大笑いした。
『おせん欲情』のおせんは玉三郎、或は扇雀(現 坂田藤十郎)は納得。私としてはおせん役は藤十郎丈の方が似合いではないかと感じた。が、玉三郎丈が演じられてもまた違ったおせんになり、いいなと感じた。
ちなみにこのおせん役、秀太郎丈も当たり役だな。ぅん!(一人、納得 →爆)
しかし藤本義一さんは歌舞伎がすきなかただなぁ。
藤本義一さんの時代の歌舞伎はどういったものだったのだろうか?
途中からは私も見始めたけれど、藤本義一さんの楽しみ始められた頃とは大きく違うような気がする。
私の知らない時代と私が見始めた時代と今の時代、どれがいいとは私にはわからない。
藤本義一 の作品 【n2dm より、転載させていただきました。】
歎異抄に学ぶ人生の知恵 (PHP文庫 ふ 2-9)
人生の卍凶区
大阪人と日本人―マナーから人生観まで、違いのすべてを徹底検証 (PHP文庫)
川島雄三、サヨナラだけが人生だ
商人萬歳
よみがえる商人道 (B&Tブックス)
めっちゃええやん!憲法9条―東西ビッグ対談
男学入門―優しく強く男らしく
徒然草が教える人生の意味―心の座標軸を見つける18章
商人道―商は笑にして勝なり (日経ビジネス人文庫)
雨月物語 (日本の古典に親しむ ビジュアル版 14)
女橋
鬼の詩 (1974年)
洋酒物語 (広済堂文庫―ヒューマン・セレクト)
なにわ商人1500年の知恵 (講談社プラスアルファ文庫)
西鶴名作集 (少年少女古典文学館)
サイカクがやって来た (新潮文庫)
歴史に好奇心 2006年6-7月 (2006) (NHK知るを楽しむ/木)
大いなる笑魂 (文春文庫 (276‐2))
人生の賞味期限
大阪人に学ぶ 人生にとってお金とは何か (幻冬舎文庫)
人生の殻は何度でも脱げる―自分が面白くなる16の工夫
やさぐれ青春記 (旺文社文庫 128-1)
人生の自由時間
生きいそぎの記 (1974年)
大人になるとき読む本―女が聡明に生きる方法 (1980年)
藤本義一の文章教室
思い通りに生きる『バカ』の楽しみ―自分をガラリと変えたい人へ
藤本義一の文章教室 (PHP文庫)
面白く生きる心得―生マジメ人間から脱出する19のヒント
現代版 商人道
サイカクがやって来た (1978年)
珍魂商才 (角川文庫 緑 363-3)
いわゆるひとつの長嶋茂雄語録
けったいな人たち―日本異人伝
けったいなけったいな人たち―続けったいな人たち
心中小説名作選 (1980年) (集英社文庫―日本名作シリーズ〈8〉)
生きいそぎの記 (1978年) (講談社文庫)
女囚犯歴簿 (ミッシィコミックス)
鬼の詩 上方苦界草紙
人間ほど面白い動物はない―5万人に会って学んだ人間分析術
壬生の女たち (徳間文庫)
藤本義一の金に泣く人笑う人 (プレイブックス・インテリジェンス)
なにわ魂―したたかに生きのびる知恵
鬼の詩 (1976年) (講談社文庫)
人生は4コーナー―藤本義一の競馬哲学
天井知らず (1982年)
藤本義一の「自分史」教室―自分の知らない「自分」がわかる
西鶴くずし好色一代男 (1978年)
続・酒のかたみに―酒で綴る亡き作家の半生史
東西あきんど大学〈上〉
人生に消しゴムはいらない (ダルマブックス)
商 (日本の名随筆)
ケッタイな律儀者 (サンガ新書)
いろはカルタに潜む江戸のこころ・上方の知恵 (小学館ジェイブックス)
「面白く生きる知恵」は山ほどあるさ―今日がイキイキする体験的きっかけづくり
藤本義一 いいたい放題
真剣商武―義一流経営術指南
モノロジイ―モノからの発想モノへの愛着
螢の宿―わが織田作
贋芸人抄 (1971年)
ちりめんじゃこ (1968年) (さんいちぶっくす)
六十歳からは好きなように生きよう。―定年後の生き方のヒント
方言と共通語 (ことば読本)
釘師 (1978年) (角川文庫)
生きていく理由
西鶴くずし好色六人女 (角川文庫 緑)
女囚告白簿
レモンエイジのふたり 改訂 (ポプラ社文庫 A 137)
藤本義一の文章教室
浪花色事師 (徳間文庫)
浮世絵くずし―星野小麿作品集〈総集編豪華版〉
蛍の宴―わが織田作〈2〉
ワインと洋酒のこぼれ話
螢の街―わが織田作〈3〉
蛍の死―わが織田作〈4〉 (わが織田作 4)
現代怪奇草紙 (1978年)
「H」学
人生を愉しむ心得―ここが面白くなる分岐点
自分を100倍も面白く生きられる―ここ一番で壁をつき抜ける17のヒント
私設刑事 (1980年)
大阪・東京ゼニカネ文化論―この違いがオモロイ
人生に消しゴムはいらない
定本 洋酒伝来
白い血が流れる―覚醒剤の白地獄 (光文社文庫)
こころの休日―平成人間カルテ
心中小説名作選 (集英社文庫 ふ 1-13)
ぼくんちのあんごう (とっておきのどうわ)
やさぐれ青春記 (1980年) (旺文社文庫)
首狩族 【コミックセット】
家庭危機論―お家がだんだん遠くなる (集英社文庫)
昼下がりのおんなたち (PHP文庫)
生き方のうまい人間ヘタな人間 (プレイブックス)
大人になるとき読む本―女が聡明に生きる方法 (プレイブックス)
女の顔は「請求書」 (PHP文庫)
男は切れ味、かくし味 (PHP文庫)
おんなの敵はおんな (PHP文庫)
洋酒こぼれ話 (文春文庫)
百円オペラ (1977年) (集英社文庫)
嫉妬 (1980年) (徳間文庫)
男の遠吠え (中公文庫)
お嬢さん、上手な恋をしませんか (講談社文庫)
今日は明日の昨日 (朝日文庫)
好きになったら読む本 (講談社文庫)
ぼくの子育て日記 (旺文社文庫)
娘への十二通の手紙 (PHP文庫)
ぼくの子育て日記―40人の親父の育児論 (1979年)
お天気師野郎たち (1980年) (角川文庫)
古寺巡礼京都 30 新版 (30)
大人になるとき読む本―女が聡明に生きる方法 (青春文庫)
土方歳三―青春を新選組に賭けた鉄の男 (歴史と人間学シリーズ)
人生に公式なし。されど人生に解答あり
鬼の詩 (講談社文庫)
二寸法師 (集英社文庫)
西鶴よみがえる―私の創作論 (NHK人間大学)
女の淵 (ケイブンシャ文庫)
藤本義一の軽口浮世ばなし (旺文社文庫)
女の淵 (1980年)
モノの値打ち男の値打ち―「モノ」へのこだわり心が価値ある人生を生む
とっておき ワインと洋酒の物語
悪夢巡礼 (1981年)
人間萬事 上 (1)
これが男 (徳間文庫)
一生は短い 一日は長い