乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

13; 『のんびり歩こう 東京ご利益散歩ガイド 東京散歩倶楽部・編著』 1997年 小学館

2010-01-25 | 読書全般(古典など以外の一般書)





 2010年度 13



        『のんびり歩こう 東京ご利益散歩ガイド 東京散歩倶楽部・編著』

 

 執筆 東京散歩倶楽部

 株 新企画社

 小学館

 1997年1月1日 第1版

 P.271 1600円(+税)



 1月25日。
 3冊目は『のんびり歩こう 東京ご利益散歩ガイド 東京散歩倶楽部・編著』

 この本は実際に役立ちそうな良書。
 東京のガードラインがおおむね把握でき、各コースの特徴がとにかくわかりやすい。
 言い伝えや俗説なども記されており、ガイドブックだけではなく読み物として楽しむことが出来る。

 関東は稲荷信仰が盛んだといわれているが、この本を読み、その姿を知る。
 関西では多分なじみの少ない塩地蔵(或はわたしだけ知らないのか?味噌地蔵なら奈良の矢田寺にある)は面白い。
 昔は塩が貴重だったとかで、今もその前には塩の袋が供えられる。

 表現の上で、食がうまそうだ。
 東京散歩倶楽部の方々の鯔背な心意気が伝わるようだ。それでいて築地の中での安いすしやなどの紹介は読者にとってありがたい。
 江戸っ子が歩いてまとめあげた心地よさが関西人のわたしにも感じられる。
 
 あっちもこっちも、何処もかしこも・・・気になるところあり。
 さすがに江戸とあって、芝居にちなんだ所の多さに驚く。
 芝居に少しばかり感心のあるわたしにとっては東京も気になる地が多い。
 気になるところはメモをとっておいたがその数の多さに驚くばかり。
 

 


 
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12; 『おとなの鎌倉散歩 「花と祭」』平成17 宇苗満 写真・文 淡交社

2010-01-25 | 読書全般(古典など以外の一般書)





 2010年度 12



        『おとなの鎌倉散歩 「花と祭」』

 

 宇苗満 写真・文

 淡交社

 平成17年6月7日 第1版

 P.127 1600円(+税)



 1月25日。
 2冊目は写真の美しい『おとなの鎌倉散歩 「花と祭」』
 四季折々の鎌倉の姿と花には見とれてしまう。
 大雨の後のりんごの落ちたようすなどを撮る感性はとても好きだ。
 花もさることながら面や鎌倉大仏や石仏に息吹が感じられ、動きがあるのは素晴らしい。
 この本を見ているとこの目で確かめたいところがいくつかでてきた。
   鶴岡八幡宮の 祭
   鶴岡八幡宮の 静の舞
   満福寺(弁慶・義経ゆかりの地)
   釈迦堂口切り通し(金沢街道エリア)
などだが、こと祭に関しては季節もバラバラでなかなか思うようにいかないだろう。
『おとなの鎌倉散歩 「花と祭」』で楽しむことができ、喜んでいる。
『おとなの鎌倉散歩 「花と祭」』は鎌倉に行きたくなるような素敵な本だった。


 
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11; 『深川江戸散歩』とんぼの本 1990年 藤沢周平 枝川公一 大笹吉雄 矢野誠一

2010-01-25 | 読書全般(古典など以外の一般書)



 2010年度 11



        『深川江戸散歩』とんぼの本

 

 藤沢周平
 枝川公一
 大笹吉雄
 矢野誠一 著

 とんぼの本

 新潮社

 1990年7月20日 第1版
 1993年6月25日 第6版

 P.119 1400円(+税)



 1月25日。
 1冊目はとんぼの本シリーズの『深川江戸散歩』
 関西ではなかなか知ることの出来ない深川江戸の粋に触れる。
 深川の出て来る芝居も多く、個人的に興味深い土地だ。
 歌舞伎や芝居だけではなく落語にも深い関わるがあるという。
 また深川の江戸時代の暮らしぶりや祭や職人芸や深川の食文化、吉原と深川との比較など、趣深い。
 江戸切子は美しい。元は江戸切子の職人が九州に渡ったという。わたしはその事実をこの本で初めて知った。
 花街に通じる川が【花道】と呼ばれたとは、知らなかった。この本に出会い、特をした。

 文化的にも俗習的な面でも満足のいく深川江戸を知る上での入門書的な良書。
 藤沢周平氏の美しい文章にも飲まれ込む。
 昨日1冊目に楽しんだ池波正太郎著の『江戸古地図散歩』の一部文章が出てきて、親しみを感じる。
 新潮社の『深川江戸散歩』は若干民俗学的な方向からもとらえられ、楽しい時間を過ごすことが出来他と喜んでいる。

 

 
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