乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『極付幡随長兵衛』 (テレビ) 河竹黙阿弥原作  吉右衛門 仁左衛門 芝翫 歌昇 福助

2010-01-31 | TVで 歌舞伎・能楽


      『極付幡随長兵衛』

 

 先日録画しておいた歌舞伎 『極付幡随長兵衛』をみた。
 中村吉右衛門丈のきりっとした幡随長兵衛。
 劇中劇の『公平法問諍』(キンピラホウモンアラソイ)
 坂田兵庫之介公平役の中村歌昇丈の見得に
「かっこいい~~。」
の連発。
『極付幡随長兵衛』をテレビで見るわが家ではにぎやかに幕を開けた。


『極付幡随長兵衛』は決め台詞がかっこいい。
 思わずうっとり。素敵だ。


 涙ながらに夫長兵衛を送り出す中村芝翫丈の女房お時の手。
 風呂に入れと有無を言わさぬ水野十郎左衛門役の片岡仁左衛門丈。
 お時の悲しみにわたしは涙し、有無を言わさぬ仁左衛門丈の台詞と目力に、いつもテレビでも静かな家族が
「決まったね!」
と思わず感嘆してしまう。
「仁左衛門さんだからね。」
とわたしは画面に食い入って最後まで。幡随長兵衛の粋な死に方に拍手を送っていた。

 
 好きな役者さんが多く出られていた2009年6月歌舞伎座の『極付幡随長兵衛』
 もう一度みたさに一時保存しておくことにした。






<演目>
歌舞伎『極付幡随長兵衛』(きわめつき・ばんずいちょうべえ)『公平法問諍』大薩摩連中
<原作>
河竹黙阿弥
<出演>
幡随院長兵衛:中村吉右衛門
水野十郎左衛門:片岡仁左衛門
坂田兵庫之介公平:中村歌昇(なかむら かしょう)
御台柏の前:中村福助(なかむら ふくすけ)
子分極楽十三:市川染五郎
渡辺綱九郎:大谷友右衛門(おおたに ともえもん)
唐犬権兵衛:中村梅玉(なかむら ばいぎょく)
近藤登之助:中村東蔵(なかむら とうぞう)
長兵衛女房お時:中村芝翫
ほか
<収録>
2009年6月24日 東京・歌舞伎座

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きょうと  ‘四条河原町阪急百貨店今秋閉店’に思う。  2010年

2010-01-31 | お出かけ


 先日、四条河原町阪急百貨店今秋閉店のニュースをみた。
 経営悪化が原因という。
 阪急百貨店は昭和51年、四条河原町に開店した。
 当時老舗のデパートだった高島屋の向かい側に新しく建てられた阪急百貨店は真新しく素敵だった。
 この百貨店でも若い頃阪急百貨店では何度か買 い物をした覚えがある。
 わたしたちは友人との待ち合わせの場所として阪急百貨店を選ぶこともあった。
 私達はこの百貨店のことを【阪急】と呼んでいた。
 梅田に通じる阪急電車も【阪急】、百貨店も【阪急】ややこしいことだが、皆がそれで通じていた。

 阪急百貨店を少し歩くと大型焼肉店。それをちょっと進むとイノダコーヒー河原町店。
 逆方向にいくと繁華街。
 南座も駸々堂書店もすぐに歩いていける距離。

 四条河原町は京都人にとっては懐かしい場所のひとつ。
 その阪急百貨店閉店後はどんな風に姿を変えるのだろうか?
 駸々堂書店もなくなった。南座の桟敷も姿を消した。そして京都駅も大きく姿を変えてしまった。
 子も学校を卒業して一年に届こうとしている。
 両親も今はいない。
 今や京都からはなれてしまったわたしにはなんだか寂しい気がする。
 なんだか京都がだんだん遠ざかっていくようだ。
 
 

 

コメント (2)
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わたしがみたイラン最大の塩湖『ウルミエ湖』2009年冬  (写真11枚)

2010-01-31 | イラン2007~2010(6回)

   Orumiye湖(ウルミエ或いはオルーミーイェ或いはオルーミエ)


 二年前にマハルル湖(Msharlu Lake)という塩湖を記録した。今回訪れたOrumiye湖(ウルミエ或いはオルーミーイェ或いはオルーミエ)はイラン最大の塩湖。素晴らしく静寂。海のように広い塩湖はいろいろな表情を見せてくれた。


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1~4 
 ガイド(タクシー運転手)の話ではOrumiye湖(ウルミエ或いはオルーミーイェ或いはオルーミエ)は暖かな季節には治療の為にくるイラン人でにぎやかだという。濃度の濃い塩水が体に良いらしく、泳ぎもかねて湖につかりにくる。有名ガイドブックによると、ミネラルが多く、リウマチや皮膚病に良いらしい。イランの暖かな季節に塩湖に行くのはさぞまぶしかろうと息をのんだ。

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 流水文様が美しい。

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 塩湖の水が吹き出してくる穴。その穴からはもこもこといった感じで、水がわいていた。

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 わお!塩の地層だ^^

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 1~4と反対方向を観ると、ずいぶんと感じがちがう。

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 塩がもこもこごわごわしているね。

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 この湖の塩は死海ほどは濃度は濃くないらしい。有名ガイドブックには、【高濃度で生物は棲息できない】と記されていた。
 しかし現地ガイドによると、魚等はいない物の、目に見える微生物がいると教えてくれた。
 実際にみていると細かな生き物が水中に輪を描いて泳いでいた。
 写真10は黄色い植物(?)が繁殖していた。
 こういったまわりに小さな生き物は多い。
 おそらくたまに降る雨かなにかの影響で、少し塩分が薄いのかもしれないとかってに思っている。

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 ペットボトルのキャップ。この中に入り込んだ塩水が結晶してペットボトルの蓋を持ち上げるのだろう。
 ガイドはこのペットボトルがお気に入りで、蓋を蹴ってうまく結晶が残るとてをたたいて喜んでいた。
 わたしもいくつか試してみたが、結構面白い。
 Orumiye湖(ウルミエ或いはオルーミーイェ或いはオルーミエ)にたってペットボトルのキャップ蹴りとは何ともはや わたしらしいなとほくそ笑む。

 しかしながら笑ってばかりはいられない。
 この塩湖もマハルル湖(Msharlu Lake)と同様、年々小さくなるという。いわゆる砂漠化が進んでいる。
 今やこの砂漠化は地球規模かもしれないとみをつまされた。
  





 最後までお読み下さいましてありがとうございました。
 感謝申し上げます。

コメント (19)
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