芝居;『本朝廿四孝~十種香・狐火<字幕・副音声解説付>』『弁天娘女男白浪』『寿曽我対面』『御摂勧進帳』『鏡獅子』『操三番叟』
『本朝廿四孝~十種香・狐火<字幕・副音声解説付>』『弁天娘女男白浪』『寿曽我対面』『御摂勧進帳』『鏡獅子』『操三番叟』を見たよ。
満足満足^^
本日も演目などの記録のみにて失礼申し上げます。
『本朝廿四孝~十種香・狐火<字幕・副音声解説付>』
出演:坂東玉三郎 尾上菊之助 尾上松緑 尾上右近 河原崎権十郎 市川團蔵 中村福助
2008年
81分
カラー
近松半二・三好松洛・竹田因幡らの合作で、明和3年(1766)に竹本座で初演された全五段の時代浄瑠璃。主人公である八重垣姫は、雪姫(「祇園祭礼信仰記」)、時姫(「鎌倉三代記」)とともに“三姫”の一つに数えられる女形の大役。玉三郎の八重垣姫、菊之助の武田勝頼、松緑の白須賀六郎、権十郎の原小文治、團蔵の長尾謙信、福助の腰元濡衣、尾上右近の人形遣い(狐火の場)という清新な配役でお届けする。<字幕・副音声解説付>(2008年/平成20年10月・歌舞伎座)
『弁天娘女男白浪』
出演:尾上菊五郎 中村吉右衛門 市川左團次 尾上菊之助 市川團蔵 中村東蔵 中村梅玉 松本幸四郎
2010年(全3話)
70分
カラー
出弁天小僧に菊五郎、南郷力丸に吉右衛門、日本駄右衛門に幸四郎、赤星十三郎に梅玉、忠信利平に左團次という歌舞伎座さよなら公演ならではの豪華配役。みどころは、楚々とした美しい娘が一瞬にして太々しい不良少年の正体を見顕すまでの運び。キセルを使いながらの「知らざァ言って聞かせやしょう」の名ゼリフが耳に心地良く響く。続く「勢揃い」の場では、揃いの小袖を着て居並んだ五人男のツラネが聴きどころ。初演の五代目菊五郎以降、代々受け継がれてきた音羽屋のお家芸「弁天小僧」を当代菊五郎がつとめた舞台から。 (2010年/平成22年3月・歌舞伎座)
『寿曽我対面』
出演:市川團十郎 尾上菊之助 市川海老蔵 坂東彌十郎 市川男女蔵 片岡市蔵 河原崎権十郎 市村萬次郎 澤村田之助
2006年(全3話)
53分
カラー
源頼朝の信任が厚い工藤祐経の館。祝宴に興じているところ、曽我十郎と五郎の兄弟が対面を願い出る。実はふたりの父河津三郎は十八年前に工藤の不意打ちにより落命。その仇を討とうと逸る五郎が工藤に詰め寄り、十郎はこれを押し止める。そこで工藤は兄弟へ盃を与え、後日の再会を約束するのだった。 美しく優雅な物腰の十郎と、血気盛んな五郎はそれぞれ典型的な和事と荒事の役柄。ほかにも座頭の立役の工藤、道化の朝比奈、立女方の大磯の虎、実事の鬼王など、歌舞伎の主要な役柄が勢揃いする様式美に満ちた華麗な一幕。團十郎の工藤祐経に、菊之助の曽我十郎、海老蔵の曽我五郎、田之助の大磯の虎ほかの出演で。 (2006年/平成18年10月・歌舞伎座)。
『御摂勧進帳』
出演:中村橋之助 中村錦之助 中村種太郎(現・歌昇) 坂東巳之助 中村国生 中村吉之助 澤村宗之助 大谷桂三 坂東彌十郎 中村歌六
2011年
59分
カラー
荒唐無稽、豪快でユニークな味わいの作品、通称「芋洗い勧進帳」。 舞台は安宅の関、兄頼朝に追われた義経主従が山伏に姿を変え、関所へやって来る。関守の富樫左衛門と斎藤次祐家が詮議をするところへ遅れて駆け付けた武蔵坊弁慶。弁慶はお馴染みの“勧進帳の読み上げ”や“義経打擲(ちょうちゃく)”で一行の疑いを晴らし通過を許される。なおも縄に掛けられる弁慶だが、義経たちが去ったのを見計らうと縄を切り、番卒達の首を天水桶に投げ込んで金剛杖で芋を洗うように掻き回すのだった。のちに作られた歌舞伎十八番の『勧進帳』とは異なり、荒唐無稽で大らかな趣向の『御摂勧進帳』を、橋之助の弁慶、錦之助の義経、彌十郎の斎藤次、歌六の富樫でご覧頂く。 (2011年/平成23年1月・新橋演舞場)
『鏡獅子』
出演:中村勘太郎 坂東彌十郎
2000年(全2話)
60分
カラー
江戸城大奥の鏡曳きの日。美しい女小姓の弥生が祭壇の手獅子を持って舞い始めると、不思議なことに、獅子頭に獅子の精が乗り移った様子。飛び交う蝶に誘われて弥生は引きずられるように花道を入る。やがて荘厳な空気が漂うなか勇壮な獅子の精が現れ、長い毛を振り激しく舞い狂うのだった。 前半は手踊り、袱紗さばき、二枚扇の扱いなど技巧が要り、後半は威厳と気品を見せる必要がある。女小姓から獅子への柔剛を踊り分けるという大役に勘太郎が初役で挑んだ舞台をお届けする。後見に彌十郎、胡蝶は彌十郎の長男・新悟と、藤山直美の甥にあたる藤山扇治郎がつとめている。 (2000年/平成12年4月・歌舞伎座)
『操三番叟』
出演:中村歌昇(現・又五郎) 中村信二郎(現・錦之助)
2001年
22分
カラー
古来、五穀豊穣を願う儀式の芸能であった「三番叟」は諸芸能に取り入れられ、歌舞伎舞踊としてさまざまなバリエーションを生んだ。『操三番叟』は、俳優が糸操りの人形に扮し、人形遣いに操られて踊るという趣向の作品。人形遣い役の後見の動きに合わせ、見えない糸に操られるように軽妙に踊るというハイレベルの技量が求められる。歌昇の三番叟に、信二郎(現・錦之助)の後見で、息の合った所作がみどころとなっている。 (2001年/平成13年11月・歌舞伎座)