乱鳥の書きなぐり

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『通し狂言 加賀見山旧錦絵(前編)<序幕・二幕目>』 『たぬき』

2013-11-08 | TVで 歌舞伎・能楽

 『通し狂言 加賀見山旧錦絵(前編)<序幕・二幕目>』『たぬき』
 (観た順)

 
 『通し狂言 加賀見山旧錦絵(前編)<序幕・二幕目>』
出演:坂東玉三郎 尾上菊之助 河原崎権十郎 坂東薪車 中村隼人 尾上松也 市川左團次 尾上菊五郎
2005年
76分
カラー
女が勢力を競い、陰謀術策がうずまく閉じられた社会、大名家の奥御殿を舞台にした女性版「忠臣蔵」とも呼ばれる人気作。尾上(おのえ)に玉三郎、お初に菊之助、岩藤に菊五郎という絶好の配役で。 多賀家の奥御殿を取り仕切っている局の岩藤は、中老(高い身分の女中)の尾上が息女大姫の信頼を厚くしていることが気に食わない。そこで尾上をやり込めようと武術の試合を申し込むが、代役に立った尾上の召使お初に負かされてしまう。岩藤はさらに、大切なお香が盗まれた嫌疑を尾上に着せて、皆の前で尾上を草履で打ち据える。面目を失った尾上は自害。主の死を知ったお初は激しく怒り、復讐を誓い、館の奥庭で見事に岩藤を討ち仕返しを果たすのだった。(2005年/平成17年10月・歌舞伎座)

 またまた、2005年歌舞伎座の『通し狂言 加賀見山旧錦絵(前編)<序幕・二幕目>』をテレビで見て、夫とふたり、感動した。
 翌日の『通し狂言 加賀見山旧錦絵(後編)』は録画済み。
 この土日、家族と一緒に楽しもうっと。

 
 『たぬき』
出演:坂東三津五郎 中村福助 中村扇雀 中村橋之助 市川門之助 齋藤勇一郎(現・坂東小吉) 中村信二郎(現・錦之助) 坂東彌十郎 中村東蔵 中村勘九郎(十八世勘三郎)
2004年
90分
カラー
大佛次郎作の新歌舞伎。幕末の江戸を舞台に、人の世に嫌気がさした男がひょんなことから全てを捨てて人生をやり直す。表からは見えない人の心の裏側を、たぬきの化かしあいにたとえてリアルに描いたちょっと皮肉な味わいの人間喜劇。三津五郎の金兵衛、福助のお染、勘九郎(現・勘三郎)の太鼓持蝶作で。 江戸深川の埋立地。柏屋金兵衛は、婿養子の身でありながら放蕩三昧の末、流行のコレラで死ぬが、なんと火葬場で息を吹き返してしまう。一度は家に帰ろうとする金兵衛だが、家付き娘の本妻に頭の上がらない家を捨て、妾のお染と新たな人生を送ろうと考え直す。しかしお染の家にいってみるとそこにはなんと情夫がいて…。(2004年/平成16年12月・歌舞伎座)

 2004年歌舞伎座の『たぬき』も何度かテレビで見ているが、今回も家族と一緒に楽しんだ。
 この舞台、大佛次郎作の新歌舞伎。
 なのに、しっかり歌舞伎☆

 やはり上手な方々が演じられると、形ができていて口調も何もかも歌舞伎だわ☆と、感心した。
 こういう新歌舞伎なら、関西でも興行していただきたいな。

 
 悲しいことに、今月『正倉院展』やら『プーシキン』やら家族と出かけることが多く、『伽羅先代萩~御殿・床下』&『勧進帳』を観そびれ、録画しそびれた。
 この二舞台も以前からテレビで何度か放映されており、何度となく観てはいる。
 だが、観たかった…☆
 冊子『衛生劇場ガイド』を丹念にチェクすべきだったと後悔している…。


『伽羅先代萩~御殿・床下』
 坂田藤十郎、中村時蔵、中村扇雀、片岡秀太郎、中村梅玉<床下>松本幸四郎、中村吉右衛門
『勧進帳』
 松本幸四郎 市川團十郎 大谷友右衛門 中村翫雀 市川高麗蔵 松本錦吾 松本金太郎 坂田藤十郎


 


コメント
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