『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 2 ウ 近松門左衛門作
来月二日出の三度尓金子三百両毎さしのばせ
申べく候。九日十日両日能中、その地亀屋忠兵衛方
より。右三百両毎請取内ゝ申置候こと共、埒明申さ
るべく候。則飛脚能請取證文此度登せ候間。金子
請取次第この證文忠兵衛尓渡し申さるべく候。是
此通仰下された。今日迄とゝかぬ処大事能御用の
手はづがちがう。なぜか様にふらちなとはなを。しかめ
言ひければ。ハヽ御尤/\。去りながら此中能雨つゝき。川ゝ
(2 ウ)
『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」P.281
證文=証文
(1オ)(1ウ)(2 オ)= (一丁表)(一丁裏)(二丁表)…と言う意味です。
本文に「。」が付いている場合は「。」 付いて無い場合は「、」突表記しています。
(「尓」「能」などのように、助詞の部分はそのまま元字で書いています)
『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 1 オ 近松門左衛門作
『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 1 ウ 近松門左衛門作
『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 2オ 近松門左衛門作
『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 2オ 近松門左衛門作
俵藤太物語絵巻 チェスター・ビーティー・ライブラリィ所蔵
二時間ドラマ『黒薔薇』『黒薔薇 第二弾』 原作:「ダーク・リバー」 貫地谷しほり 岸谷五朗 でんでん 津川雅彦(2017z9 柳葉敏郎(2019)
岸谷五朗さんと柳葉敏郎さんがご出演とのことで、ドラマ『黒薔薇』をムタが、ことのほか面白い。
貫地谷しほりさんは はまり役で、声色、目力、表情、ふふっとした上手い役者特有の笑みなど素晴らしく、見入ってしまう。
貫地谷しほりさんを見ていて声質こそ違うが、國村隼さんを思い浮かべていた。
『黒薔薇 第二弾』が満足できたので、連続して2017年放映の『黒薔薇』も見ることにした。
2017年放映の『黒薔薇』の結末の終わり方がくどくなく、説明できでなく、見事であった!
海外の映画やドラマを見ているように最後に余韻を残し、見ている側に色々と想像させるところが素晴らしい。
役者も上手い方が多く出演されており、ちょっとした映画よりも重厚であった。
『黒薔薇』
2017年
ドラマスペシャル『黒薔薇 刑事課強行犯係 神木恭子』原作
『黒薔薇 第二弾』
2019年
女優の貫地谷しほりさん主演のスペシャルドラマ「黒薔薇2~刑事課強行犯係 神木恭子」(テレビ朝日系)が9月22日、放送される。2017年12月に放送されたドラマの第2弾。美形だが、時折、違法な捜査に手を染めてでも真相を解明しようという黒い部分も併せ持つ、“黒バラ”のような女性刑事・神木恭子(貫地谷さん)と、先輩刑事・折原圭作(岸谷五朗さん)のコンビが復活。新たな警察組織の闇に、捜査のメスを入れていく。
前作は、元大阪府警暴力犯担当刑事という経歴を持つ作家・二上剛さん警察小説「黒薔薇 刑事課強行犯係 神木恭子」(講談社)を初ドラマ化。神木が少々荒っぽいがやり手のベテラン刑事・折原とコンビを組み、警察組織の闇を捜査した。
今作は、二上さんの「ダーク・リバー」(同)が原作。内勤の警務課・資料係の神木はひょんなことから老人の変死体が発見された現場へ。事件は病死で処理されそうになるが、神木は他殺の疑いを抱く。一方、刑事課強行犯係主任の折原も似たような事件に遭遇。久々に顔を合わせた2人は、それぞれの事件の共通点を洗い出すうちに、警察内部の闇へと足を踏み入れていく……。
神木が何かと先輩風を吹かせる折原に対して、独り言で「ゴリラ」と毒づくシーンも、前回同様に健在だ。
また、俳優の柳葉敏郎さんが、折原らから“たたき上げの星”と尊敬される辻井幸則警視庁捜査1課長、川口覚さんが事件のキーマンとして神木らの捜査に協力する警視庁鑑識課・検視官係員の島垣雅也を演じる。前回にも出演した木下ほうかさん、ミッツ・マングローブさんらも続投する。監督は前回に引き続き、「相棒」シリーズなどで知られる和泉聖治さんが担当する。
キャスト
貫地谷しほり
岸谷五朗
でんでん
津川雅彦(2017)
柳葉敏郎(2019)
二時間ドラマ『黒薔薇』『黒薔薇 第二弾』 原作:「ダーク・リバー」 貫地谷しほり 岸谷五朗 でんでん 津川雅彦(2017z9 柳葉敏郎(2019)
岸谷五朗さんと柳葉敏郎さんがご出演とのことで、ドラマ『黒薔薇』をムタが、ことのほか面白い。
貫地谷しほりさんは はまり役で、声色、目力、表情、ふふっとした上手い役者特有の笑みなど素晴らしく、見入ってしまう。
貫地谷しほりさんを見ていて声質こそ違うが、國村隼さんを思い浮かべていた。
『黒薔薇 第二弾』が満足できたので、連続して2017年放映の『黒薔薇』も見ることにした。
2017年放映の『黒薔薇』の結末の終わり方がくどくなく、説明できでなく、見事であった!
海外の映画やドラマを見ているように最後に余韻を残し、見ている側に色々と想像させるところが素晴らしい。
役者も上手い方が多く出演されており、ちょっとした映画よりも重厚であった。
『黒薔薇』
2017年
ドラマスペシャル『黒薔薇 刑事課強行犯係 神木恭子』原作
『黒薔薇 第二弾』
2019年
女優の貫地谷しほりさん主演のスペシャルドラマ「黒薔薇2~刑事課強行犯係 神木恭子」(テレビ朝日系)が9月22日、放送される。2017年12月に放送されたドラマの第2弾。美形だが、時折、違法な捜査に手を染めてでも真相を解明しようという黒い部分も併せ持つ、“黒バラ”のような女性刑事・神木恭子(貫地谷さん)と、先輩刑事・折原圭作(岸谷五朗さん)のコンビが復活。新たな警察組織の闇に、捜査のメスを入れていく。
前作は、元大阪府警暴力犯担当刑事という経歴を持つ作家・二上剛さん警察小説「黒薔薇 刑事課強行犯係 神木恭子」(講談社)を初ドラマ化。神木が少々荒っぽいがやり手のベテラン刑事・折原とコンビを組み、警察組織の闇を捜査した。
今作は、二上さんの「ダーク・リバー」(同)が原作。内勤の警務課・資料係の神木はひょんなことから老人の変死体が発見された現場へ。事件は病死で処理されそうになるが、神木は他殺の疑いを抱く。一方、刑事課強行犯係主任の折原も似たような事件に遭遇。久々に顔を合わせた2人は、それぞれの事件の共通点を洗い出すうちに、警察内部の闇へと足を踏み入れていく……。
神木が何かと先輩風を吹かせる折原に対して、独り言で「ゴリラ」と毒づくシーンも、前回同様に健在だ。
また、俳優の柳葉敏郎さんが、折原らから“たたき上げの星”と尊敬される辻井幸則警視庁捜査1課長、川口覚さんが事件のキーマンとして神木らの捜査に協力する警視庁鑑識課・検視官係員の島垣雅也を演じる。前回にも出演した木下ほうかさん、ミッツ・マングローブさんらも続投する。監督は前回に引き続き、「相棒」シリーズなどで知られる和泉聖治さんが担当する。
キャスト
貫地谷しほり
岸谷五朗
でんでん
津川雅彦(2017)
柳葉敏郎(2019)
『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 2 オ 近松門左衛門作
かね能自由さハ、一歩小判やしろかね尓つばさ能
有がごとく也、町通り能状取立帰つてそれ/\と。
とめ帳つくり所へたそ頼もふ忠兵宿尓ゐやる
(ママ)
かと。あん内するハ出入能屋やしき能さむらい。手代共ゐん
ぎん尓。ヤア是ハ甚内さま。忠兵衛ハるすなればお下
し物能御用ならば。私尓仰聞られなせ。お茶もて
おじや、と、あいしらう。いや/\下り能用はなし。ゑど
若だんなより御状が来た。是おきゝやれとおしひらき。
(2 オ)
『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」P.278
「おじや」=「おじゃ」(「おじゃれ」「こっちへ来なさい」、くらいの意味。)
本文に「忠兵」(ママ)、「忠兵衛」の二表記あり。
(1オ)(1ウ)(2 オ)= (一丁表)(一丁裏)(二丁表)…と言う意味です。
本文に「。」が付いている場合は「。」 付いて無い場合は「、」突表記しています。
(「尓」「能」などのように、助詞部分はそのまま元字で書いています)
平常心是道
ちょっとした隙間時間に、気分転換として好きな演目を書き写すのは、誠に楽しい。
心中物を読んでいるのだが、心理状態としては書き写すと言う行為が写経に近いのであろうか?>
誠、心が落ち着くのは、喜ばしい。
『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 1 オ 近松門左衛門作
『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 1 ウ 近松門左衛門作
『近松全集第七巻』「冥途の飛脚」 2オ 近松門左衛門作
『中国の吉祥文化と道教 祝祭から知る中国民衆の心』奈良行博著 明石書店 本日読了
大変な良書で有るにもかかわらず。二、三日置き去りにせざるをえなまった 『中国の吉祥文化と道教 祝祭から知る中国民衆の心』w、ただいま読了。
この本は私のとっては興味深い。
深くは掘り下げてはおられないが、結局日本文化のかなり多くまで及ぶ中国文化を再確認させていただいた。
私の好きな「鍾馗様」も道教によると言う。
書き出すとキリがない。日本におけるほとんどは、中国の影響を受けていると、著者はうたう。
とはいえ、ペルシャのゾロアスター教などの世界で最も古いとされる風習も、正論であった。
作者の広い心で研究に取り組む姿にも、心打たれた。
道教「道」について 『中国の吉祥文化と道教 祝祭から知る中国民衆の心』奈良行博著 明石書店
著者である 奈良行博氏について
奈良行博
1954年、京都市生まれ。関西大学大学院単位取得修了、2001年に文学博士。
1987~89年、文部省(当時)の派遣留学生として北京大学哲学系に留学。
の間、集中的に中国大陸の主要な道教寺院や名山名跡を単独で踏査。
帰国後、数校の大学にて中国語などの非常勤講師を務めながら、道教信仰や生活文化に関わる実態調査を続行。
2008年から大阪芸術大学短期大学部准教授
(『現代中国の道教 庶民に生きる信心文化』より)
著書
『中国の吉祥文化と道教―祝祭から知る中国民衆の心― 中国の吉祥文化と道教―祝祭から知る中国民衆の心―』
『五感で味わう中国大陸―道教聖地探訪の旅 (遊学叢書)』
『現代中国の道教―庶民に生きる信心文化』
『漢語鍛錬―対話できたえる中国語 奈良行博、 中村俊弘』
『漢語鍛練』
『体感中国―初級からのステップアップ』
『道教と中国社会 (講座道教) 野口 鉄郎, 松本 浩一他 | 2001/2/1』