乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

今昔狐夜噺 2 上、中、下 十返舎一九 画・作

2020-07-28 | 十返舎一九

 

今昔狐夜噺 2 上、中、下 十返舎一九 画・作

 

早稲田大学図書館 (Waseda University Library)所蔵

https://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/he13/he13_01216/he13_01216.html

今昔狐夜噺 上,中,下 (合本)

十返舎一九 画・作 1765-1831

1冊(合3冊) ; 18cm

[江戸] : [榎本屋吉兵衛], [寛政9(1797)]

黄表紙

 

来ル巳正月より  作者 十返舎

              一九

 

げんじ の ろひらき

源氏炉開

へいけ の くちきり

平家口切

いま ハ むかし きつね の よばなし 

今昔狐夜噺 上

      全部 三番纉

 

右古今、まれなる大道具

大じかけ、幕なしにて、奉

入 御覧候以上

       板元

 

来たる巳 正月より  作者 十返舎一九

 

げんじ の ろひらき

源氏炉開

へいけ の くちきり

平家口切

いま は むかし きつね の よばなし 

今昔狐夜噺 上

      全部 三番纉

 

右(ここでは、上)古今、稀(まれ)なる大道具

大仕掛け、幕無しにて、奉り

入り、 御覧候え 以上

       板元

 

 

表紙では、下の様に書かれているが、

げんじ の くちきり

源氏口切

へいけ の ろひらき

平家炉開

いま ハ むかし きつね の よばなし 

今昔狐夜話 上

裏表紙では

げんじ の ろひらき

源氏炉開

へいけ の くちきり

平家口切

いま ハ むかし きつね の よばなし 

今昔狐夜話 上

上の様に、赤い文字の部分がテレコになっている事に面白みを感じる。

         

  口切、炉開)→炉開、口切)

 

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今昔狐夜噺 1 上,、中、下 十返舎一九 画・作

2020-07-28 | 十返舎一九

 

今昔狐夜噺 1 上,、中、下 十返舎一九 画・作

 

早稲田大学図書館 (Waseda University Library)所蔵

https://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/he13/he13_01216/he13_01216.html

今昔狐夜噺 上,中,下 (合本)

十返舎一九 画・作 1765-1831

1冊(合3冊) ; 18cm

[江戸] : [榎本屋吉兵衛], [寛政9(1797)]

黄表紙

げんじ の くちきり

源氏口切

へいけ の ろひらき

平家炉開

いま ハ むかし きつね の よばなし 

今昔狐夜噺 上

 

巳 新板

 

舎 (山吉)

舎 (山吉)

 山に、榎本屋吉兵衛の吉

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仮名手本胸之鏡(上中下読了^^v)  17 下 五丁裏

2020-07-28 | 山東京傳

仮名手本胸之鏡(上中下読了^^v)  17 下 五丁裏

早稲田大学所蔵

https://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/he13/he13_02946/he13_02946_0054/he13_02946_0054.html

仮名手本胸之鏡(上中下読了^^v)

 

仮名手本胸之鏡 下

山東京伝 作

歌川豊国 画

早稲田大学デジタル図書

通油町(江戸)  [蔦屋重三郎]

寛政11 [1799]

黄表紙

仮名手本胸之鏡 下 17 五丁裏

 

 

提灯14個に書かれた文字

 い ろ に

 ま よ ふ な

 さ け は

 ご む よ う

 

下 五丁裏 上

大ぼしか いろとさけとをもつて

かたきをあざむき、大功(たいこう)をたて

たれをも世(よ)の人のふちうふつうを

なす、そのみなれハ、たぶんいろと

さけなり、此二つを

つゝしまば

いつしぞか

心がす

くして

みをあや

めること

なかるべ

   し

がてん

  か

 /\

 

 

下 五丁裏 下

    京傳作

    ◯山東京傳作にて

     忠臣(ちうしん)水滸伝(すいこでん)と申、五さつもの

     おもしろきものがたりもの

     出来仕候、これハちうしんぐら

     を すいこでんのすぢにかき

     とりさバきうしあり

 

    ◯京傳、店にてあきなひ候、はな

     かみぶくろかひ

     御かみたばこ入候   キセルの絵

     べつしてとう年ハめずらしき

     しんがたおほく御ざ候あいだ

         にもとめ可被下候

 

 

         千秋萬歳    

         めでたく

         筆をとゞむ

 

 

仮名手本胸之鏡 下 17 五丁裏

 

 

提灯14個に書かれた文字

 い ろ に

 ま よ ふ な

 さ け は

 ご む よ う

  色に迷うな

  酒はご無用

 

下 五丁裏 上

大星が 色と酒を以って

仇を欺き、大功(たいこう)をたて、

誰をも世(よ)の人のふちゅうふつうを

なす、その見慣れは、たぶん色と

酒也、この二つを

慎しまば

いつしぞか

心が空く(すく)

して

身を殺(あや)

めること

なかるべ

   し

合点

  か 

合点

  か

 

 

下 五丁裏 下

    京傳作

    ◯山東京傳作にて

     忠臣(ちゅうしん)水滸伝(すいこでん)と申す、五冊物

     面白き物語もの

     出来仕(つか)わし候、これは忠臣蔵

     を 水滸伝の筋に書き

     取り、さばき、うし有り

 

    ◯京傳、店にて商い候、

     鼻紙袋買い

     御紙煙草入れ候   キセルの絵

     別して当年は珍しき

     新型、多く御座候間(ござそうろうあいだ)

         に、求め下されるべく候

 

 

         千秋萬歳    

         めでたく

         筆を止どむ

 

 

い ろ に

ま よ ふ な

さ け は

ご む よ う

大ぼしか いろとさけとをもつて

かたきをあざむき、大功(たいこう)をたて

   ↓

 大星の色と酒にのめった様に見せかけ、作り阿呆で大成をなす。

 この場面の大星は片岡仁左衛門がいとよろし。

   芝居見たいや

   見たやの芝居

   芝居見たやで

   読む草子

 

 

忠臣蔵

を 水滸伝の筋に書き

取り、さばき、うし有り

 忠臣蔵を 水滸伝の筋に書き取り、さばき、無くなってしまった。

もとめ可被下候

 求め下されるべく候

千秋萬歳

 歳月の非常に長いこと。また、長寿を祝う言葉。▽「千」「万」は数の非常に多いことを示す。「秋」「歳」はともに年のこと。千年、万年の非常に長い年月の意。「万歳」は「ばんぜい」「まんざい」とも読む。

 

 

   

 

 

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