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(写真は奈良県庁の賛否両論あるが、最近やっと奈良県民はこのキャラに慣れてきたという せんとくん。
あそびをせんとや せんとくん
である。...違うか^^;;)
昨日『神歌』の【とうとうたらり たらりら たらりあがり ららりとう】を考えていたら全くわからなくなってしまった。
多分、いい加減なことを書いているのだと思う...。
考えれば考えるほど知らないことに気づく。
仕方が無いので◯◯に、聞く。
すると、三冊の『梁塵秘抄』を貸してくれた。
『神楽歌 催馬楽 梁鹿秘抄 閑吟集』日本古典文学全集51巻
『梁鹿秘抄』西郷信綱 日本詩人選22
『梁鹿秘抄』新潮日本古典集成
三冊を出してくれたのはいいが、話が長い。
自分が本を見ては楽しそうに話しだす始末。
結局は『神歌』についてははっきりとしたアウトラインはわからなかったが、『梁鹿秘抄』についてはある程度理解できた。
『梁鹿秘抄』三冊を見比べると面白いことに気がついた。
わかりやすいので四句神歌 359の
遊びをせんとや生れけむ
戯れせんとや生れけん
遊ぶ子供の声きけば
我が身さえこそ動がるれ
解釈は微妙に違う。
一般的には遊女が詠んだとされているが、
【老境に入ろうとして、過去をかえりみ、子供の童心に憧れる微妙な心理の動き】
(『 梁鹿秘抄.』西郷信綱 日本詩人選22 21ページ)
という解釈があってもいいのではないか.......と思っていたわたし。
日本詩人選22『 梁鹿秘抄.』で西郷信綱は
【それは棒読みだ】
と説く。
西郷信綱は読んでいて面白い。
『神楽歌 催馬楽 梁鹿秘抄 閑吟集』で「神楽歌」の始まりといくつかの歌を読むがこれも興味深い。
『竹斎』『宮田登に本を語る』『伊勢物語 大和物語』『美術の歩み 上下』『正倉院』『ゾロアスター教』........。
読みたい本がわたしの机のまわりには多く積まれ、少々焦る。
知らないことばかりが山積みだ。
こりゃ!楽しいぞ^^
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やまと 様
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やまと
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