(写真は大阪の石切神社の近く。石切天狗だということだ。意味わからなくとも、何か、めでたいではないか・・・。)
記録だけ 2008年度 11冊目
『妖怪草紙』 あやしきものたちの消息
小松 和彦 VS 荒俣 宏 対談
対談テープ作成 江花美穂 杉本恵美子
工作舎
1987年11月10日 第1版
1992年 9月20日 第4版
357ページ 2940円 版元品切
最近、宮田登氏の影響を受け、民俗学や妖怪に興味あり。
2月12日。この日も、『妖怪草紙』 あやしきものたちの消息を読む。
天狗や河童、妖怪、雛人形、安倍清明、歌舞伎、能などの話がてんこ盛り。
また、各ページの挿絵は北斎画あり、草紙挿絵あり、『画図百鬼夜行』挿絵ありで、画を見ているだけでもわくわくする。
『妖怪草紙』は小松和彦氏と荒俣宏氏の対談。
根拠あり、根拠無し?と言った具合で、噂話のように軽く対談しておられ、楽しく読む。
宮田登氏、柳田國男氏、水木しげるさんの話にも触れられ、興味は一層増す。
こと 安倍清明の噂話はお二人ともお好きなようで、すき放題と言った具合。
雛人形の裏のいわれなどを、家族に食事中に話すと、半ば納得いかないといった風。
いい加減な?と言いたげな面持ちで、
「そんな話はどこに書いてあったの?」
と、本を手に取り、興味深々。
我が家においては 家族全員、話は尽きないと言った意味で、価値ある一冊だったと言えるかも知れない。