71:『日本絵巻大成22 彦火々出見尊絵巻・浦島明神縁起 』から
「彦火々出見尊絵巻」
日本絵巻大成 25
昭和54年
中央公論社



昨夜夜中から時間を見つけては『日本絵巻大成22 彦火々出見尊絵巻』を読みつなぎ、ただ今楽しみ終えました。
「彦火々出見尊絵巻」はおなじみのお話ですが、こうして絵巻を見たり読んだりいたしますと、喜びもひとしおです。
ここでは題名記録などにて失礼申し上げます。
巻 一


兄 火闌降命 (ほのすそりのみこと)
弟 彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)

釣り針を抜かれるところと、抜き終わった後です。
異時同図法
同一画面内に同一人物が複数回登場して、その間の時間的推移が示されているもの


お産の中に磨除けのために土器(カワラケ)を踏み砕く女が描かれています。
土器の壊し方に興味を持ちました。
本書説明には無かったのですが、この女性はふんどしのような物を身にまとっています。
着物の下には下着をつけないと伝えられていますが、ふんどしのような物を纏っている場合があったのですね。