舟 船
大蔵流狂言 柳本勝海師
佐々木千吉
24日奈良公演県庁前でSIBANOUが行われました。
能楽『井筒』の前に狂言『舟船』が演じられ、楽しいひと時を過ごすことができました・・・
主人(写真)は、たまには外出しようと太郎冠者にもちかける。
太郎冠者は西宮に行きたいという。
途中で大きな川(神崎川)が流れる。
太郎冠者は遠方に向かっって、
「船(FUNA)やーい。FUNAやーい。」
と呼びかける。
主人は
「あれは舟(FUNE)だ」
というが、太郎冠者も負けてはいない。
古歌を引き合いに船(FUNA)だと言い張る。
主人も古歌を読み、謡って船(FUNE)と言い張るが・・・
和歌を引き合いに出し、舟(ふね)か船(ふな)かを言い争うこの掛け合いと言葉遊びが面白い。
『山田 矢橋の渡し舟の夜は通う人無くとも
月の誘わば自ずから 舟も焦がれて出らん
船人(FUNA BITO)も焦がれ出らん 』
( ↑ うる覚えでごめんなさい )
得意に謡った主人だが、墓穴を掘ってついに主人は太郎冠者に言い負けてしまう。
最後の主人の言葉、
「そういう了見なら、ちと負けとけ・・・」
( ↑ これもうる覚えでごめんなさい )
(チャンチャン)
上の絞め言葉も面白かったな・・・
狂言は腹を抱えて笑えるところがいい・・・
大好きな千之丞さんを観たいと今回も思ってしまった いけないワタシ・・・
千之丞さ~~ん、『起き上がりこぼし』観たいのよ~~・・・とふざけたワタシ・・・
最後に……
能・狂言の鑑賞暦が浅いため、間違いや失礼が多々あると思われますが、お許しください。
能・狂言について 知らないことばかりで、多分かなり間違ったとんちんかんなことを書いているのではないかと感じてはいるのですが……私の場合今のところここまでしか理解できておりません。
後日読み返して 多分恥ずかしい思いをするのではないかと感じています……
忘れない為に記録をつけるつもりで書き込んでおりますが、間違い、お気づきの点がございますればお教えいただけましたたなら 幸いです。
どうぞ宜しくお願いいたします。