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乱鳥の書きなぐり

55:謡曲『船弁慶』 『観世流謡曲百番集』『謡曲百番』新日本古典文学大系『謡曲集 下』日本古典文学大系

  (写真の花はチューリップです。)



  55:  謡曲『船弁慶』  『観世流謡曲百番集』『謡曲百番』新日本古典文学大系、『謡曲集 下』日本古典文学大系





 歌舞伎『義経千本桜~渡海屋・大物浦』を楽しんだあと、謡曲『船弁慶』を読む。
 
 『観世流謡曲百番集』
 『謡曲百番』(新日本古典文学大系 緑)
 『謡曲集 下 57』(日本古典文学大系 赤 41)



 筋書きはわかっているつもりだったが、言葉の難しさに絶句。
 能楽は難しい…。
 
 能楽は難しいが、その道の方に、難しく考えなくてもいいとも聞いた。
 ようするに能楽は好きか嫌いか…で、能楽を感覚的に好きだと思う人は楽しいなと思う心で楽しんでいいらしい。
 お優しいお言葉だ^^

 学校(中学)から二度、授業の一貫として京都観世会館に連れて頂いた時のこと。
 背筋を正し伸ばして見た能楽が妙にしっくりと自分の心になじんだことを覚えている。
 この二回の中学生能楽狂言体験教室が私には良い方向に働きかけたようだ。

 新日本古典文学大系と日本古典文学大系で『船弁慶』を読むと、言葉の難しさに驚いてしまう。
 仏教用語や呪文等は頭注を読めば細かな部分が気になって混乱してしまう。しかし、それを調べる余裕は無い。
『船弁慶』のこんな所に掛詞があったのかと冷や汗さえ出るような気持ちさえ生じる。
『観世流謡曲百番集』を読んでいると、能楽の調べやイメージがわき上がってくるのが不思議だ。
 なので私は『観世流謡曲百番集』『観世流続謡曲百番集』が好きなのかもしれない。
『観世流謡曲百番集』で読むと、これまでに楽しませて頂いた能楽や仕舞の『船弁慶』のイメージが蘇ってくるような気がする。
 
 

 今回は題名など、簡単な記録にて失礼申し上げます。

コメント一覧

Rancho
ありがとうございます^^
所用で返事が遅れ、ごめんなさいmーーm
うひゃひゃ^^いろいろなお話が残されているのですね☆SiSiさま、いつも教えて頂き感謝感謝です(^^)ありがとうございます☆
弁慶は好きな一人です。何が好きかって言われれば、幸四郎さんの『勧進帳』をはじめて見た頃の、見得や六法をふられるかっこよさ^^あれを見たさに十代の小娘は芝居もわからずただただひたすら修行のごとき長い時間、我慢に我慢を重ね、外国語のように聞き取れない言葉を耐え忍んで見つめ聞き、見得などをまっていた事を覚えています。それくらい芝居知らずでした(笑)思えば遠くへきたもんだ…でございます。ここに来ると歴史や背景や仏教用語や色々な事が気になり始め、伝統芸能の深み二はまり、あがいています。SiSiさま、助け舟、さんキューです☆
。…ベンベン!!がとても心暖かく感じ、嬉しく思いました。

ところで、今年は四天王寺(石舞台)の舞楽を楽しませて頂きました。しし様のおかげです。ありがとうございます。12時半から五時間ありました。ちなみに太平楽は45分でしたよ(笑)
5月2日は東大寺顕彰能(鏡池)、5月5日は春日大社万葉植物園で舞楽が行われます。行ければいいなぁと考えています。舞楽や雅楽について何も知りませんが、面白いなと感じられるのはしし様のおかげです☆ありがとうございます
SiSiです。
GW前半も終わりかけてしまいました
弁慶の母は弁吉といいます。弁吉は和歌山で生まれましたが、あまりにも醜いお顔だったため、良縁に恵まれず二十歳を迎えていました。困った親は、出雲の縁結びの神を頼るよう、旅に出しました。結びの神の社に到着した弁吉は、松江に留まって3年という月日が流れておりました。そこに、山伏が現れ、歌をうたいました。弁吉も歌を返し、その山伏が神から遣わされた夫かと思い、気を許しました。山伏が去って、お腹に新しい生命の存在に気がつきました。これが弁慶の誕生です。弁慶は子供のころは気が荒く、乱暴を働いていたことから、村人に憎まれ、松江の中海にある島へ捨てられてしまいました。この島は後に弁慶島と名付けられています。
そこで飲まず食わずの生活をしておりましたが、父親の山伏が現れ、元の所へ帰してやることはできないので、ここから西の方に向かいなさい、と言って立ち去りました。10才を迎えた弁慶は、自分の着物に砂を詰め、西の海に投げ入れたところ、海が開かれたので、砂の入った着物を投げてはその上を渡って、対岸の
鰐淵寺などのお寺に入りました。お寺で修行を重ねていましたが、弁吉が病に倒れたときき、出雲の母のところを見舞いました。弁吉は枕もとの弁慶に、武蔵坊と名乗るようにと遺言し、紀州か都に向かうように言って亡くなりました。
そうして京に向かった武蔵坊弁慶が出会ったのが、源頼朝の弟、牛若丸で、京で義経と運命的な出合いを果たしたのでした…ベンベン!!
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