見出し画像

乱鳥の書きなぐり

『ザ・寺山』 『レミング-壁抜け男』 寺山修司 天井桟敷

 

 『ザ・寺山』 『レミング-壁抜け男』

 

 今日は一体何をしていたのだろう・・・。

 買い物、料理、洗濯、掃除、草抜き・・・。

 寺山修司の天井桟敷演じる『ザ・寺山』 『レミング-壁抜け男』 も観た。

 合間の時間を見つけては本を楽しむ。

 

 今日観た二作品も面白かった。

 やはりテーマがはっきりとしており、観ていて違和感がない。

 特に『レミング-壁抜け男』 の方は、寺山独自の感覚的作品性を支軸に、東北のいくつかの民話的な部分と安部公房の『友達』や『壁』を乗せ、心理的医学的な側面を抽象的に利用して作られた秀作。

 

 最後、舞台も会場も真っ暗になる。

 当然のことながら、二分後くらいには

    『パッ!!!』

と会場或いは舞台にライトなり展開があって、作品は終了だと見ている方は考えてしまう。

 観客は帰らない。

 ぽつぽつと拍手がまだらに起こり始めながらも、まだ舞台に振り向き、何かを期待する客席のみんな・・・。

 まさにそれが寺山の狙いだった。

 観客が舞台を見終わった最終には、『レミング-壁抜け男』 という作品の壁に、自分を投じ込んでいたのだ。

 そして、例外に漏れず、テレビで見ていた、この私をも・・・。

 

   拍手!!

コメント一覧

オオタ様
こんばんは~♪
最近はお散歩は行かれてるのですか。楽しいお話。お聞かせ下さいね。
綾子様
お芝居
ええ。この芝居は興味深かったので、大丈夫でしたよ。楽しかったです。
オオタ
時間使いが、上手ですな。小生こそ、何を、しとりましょう。一日中家におりますで、女房にしかられとります。
綾子
一体何をしていたんだろ・・て、そんなにされてるの、乱鳥さんらしい。お芝居が二つは、疲れませんか。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「TVで舞台」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事