嗤う伊右衛門
満足度 ★★★☆☆
六平直政と香川照之のやり取り ★★★★★
話の展開 ★★★★☆
音楽 ★★★★☆
お勧め度 ★★☆☆☆
原作 京極夏彦 『嗤う伊右衛門』
脚本 筒井ともみ
監督 蜷川幸雄
音楽 宇崎竜童
キャスト 唐沢寿明
小雪
六平直政
藤村志保
井川比佐志
椎名桔平
香川照之
池内博之
松尾玲央
蜷川幸雄氏が監督しているとあって、とても楽しみにしていた映画でした。
黒澤監督の『どですかでん』 を思わせるような場面も多く取り入れられ、好きな場面も、いくつかはありました。
六平直政さんが香川照之さんを按摩する場面は大変印象的。
日本的なグロテスク振りを最大表現され見事でした。
全体に七五調。
意図的七日羽わからないが、○○さんの早口の台詞が、まるで舌の上に紙石鹸をおいて話しているようで、映画全体を薄っぺらにした感じがしてならない。
同じ早口七五調とはいえ、花組芝居のような心地よさでは無く、全体に小走りで居心地が悪い。
私は○○さんという人の演技を、今回始めてみたわけだが、好きな人は好きなのだろうな・・・といった意見しか述べることができない。
唐沢寿明さんにおえては、二枚目で伊右衛門にぴったりであったように感じる。
香川照之さんの変則的な七五調までを完璧に話され、さすがうまいなと感じさせる。
六平直政さんの堂々とした演技は見入ってしまう。
井川比佐志さんもいいし、藤村志保さんも椎名桔平もいい味を出されていた。
今回これといって感想が無いのは、申し訳なく感じます。