(上は今井町春日神社の絵馬全体のごく一部)
(上は歴史的物語を感じさせる大型絵馬や、相撲の番付けのを表したもの)
橿原市今井町の春日神社内にある大型絵馬の全体のごく一部を写した写真です。
絵馬は字の通り、馬の絵を描いたものが多くあります。
馬の絵はこの成長を願っておさめられたようです。
絵馬そのものの歴史は古いとのこと。
もとは生馬を神に献じていたことに由来。
生馬は奈良時代に馬をかたどった木馬や陶馬に変わり、また平安時代には板立馬となる。
簡略化された形が現在のような絵馬になったらしい。
絵馬の奉納が盛んになったのは室町時代の末。
題材も馬だけではなく、武者絵、歌仙絵なども姿を現す。
大型絵馬となって残っている中には、歴史や話などを表すものもみられる。
これは大型絵馬1、2でも記録させていただいた通り。
大型絵馬が多く奉納されていると、その土地の氏子の豊かな生活を想像する、
実際に、豊かな暮らしを営んでいた、
橿原の今井町は江戸時代には武士などにお金を貸したという 今村家などの屋敷が今も残されている。
河原には巾着の方をかたどった柄。
屋敷の表には馬つなぎの様子なども見られる。
ここ今井町は江戸のにおいが細やかなところに残り、歩いていて見飽きることはない。
そういった独特の美しい町の一角に、立派な大型絵馬が数多く残されているのは、納得のいくことである。
また 行こう。
江戸を味わいに。
そう思わせる今井町であり、興味深い絵馬の数々であった。
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