以前から書き起こして読んでいた式亭三馬作 歌川豊國繪の『鬼兒嶋名譽仇討』もいよいよ終盤に差し掛かる。
もう直ぐ読める、しめしめ。
あまりにも面白い内容と美しい繪だと感じたので、記録しておくことにした。
江戸戯作文庫
鬼児島名誉仇討
式亭三馬/歌川豊国
河出書房新社
1985/09発売
B5判
ページ数 98p
高さ 27cm
（天狛利生） 『鬼兒嶋名譽仇討』表紙
以下、（天狛利生） は省略
『鬼兒嶋名譽仇討』表紙
これもカラーするだが、コピーをする際に私が、白黒にしてしまいました。
次項
（前編・表紙見返し）には中央に大きく『草さうし合巻（かふく王（わ）ん』と表記され、周りには作者や版元などの説ねい。
三馬著
豊國画
天狛利生 鬼兒嶋名譽仇討 全八冊
おにごじまめいよのほまれあだうち
金胴名犬
政宗名刀 敵討宿六始 全十冊
かたきうちやどろくのはじまり
なぜゆえか
『天狗草子』
『愛宕天狗』 以上、日本
『是害坊』 中国
までパロディとして出てくる『鬼児嶋』
この後、関取の話や芝居役も助けや色々な話や脚本の合本的パロディが展開される。
写真上は、前編・口絵の二
ほぼ、こんな感じの絵と文章が初めから最後まで続き、大変読みやすい。
後編・本文終
上には『新刻全部八冊大尾』と書かれている、
本書『天狛利生 鬼兒嶋名譽仇討』 と、国会図書館オンライン公開の鬼兒嶋名譽仇討. 前編4巻の冒頭部分プラスαを比較してみたが、ほぼ同一といっても良い。
鬼兒嶋名譽仇討. 前編4巻はこちら 国立国会図書館オンライン 207 699
では、なぜ、本書は前半隣、国会図書館所蔵本は、前編と記されているのだろうか？
専門家に聞いてみないことにはわからないですが、本書では、後編を表に持ってきて、前変の相撲取りの話は次のページに差し入れて始まっているのです。
前編
天狛利生 鬼兒嶋名譽仇討 全八冊
おにごじまめいよのほまれあだうち
後編
金胴名犬
政宗名刀 敵討宿六始 全十冊
かたきうちやどろくのはじまり（上にも黒字部分は、記しています）
この写真は江戸傑作文庫『（天狛利生） 鬼兒嶋名譽仇討』をコピーさせて頂いたものをさらにカメラで撮っております。
お見苦しい点はお許しください。
鬼兒嶋名譽仇討. 前編4巻 国立国会図書館オンライン 207 699
ご訪問、誠に有難うございます。
