今日は雨予報。
予報図を見ながら、迷いに迷って、
でも、昨日のお客さまの「オレ晴れオトコ!」発言を信じ?
壁画の続きをしに行きました。
「おはよござま~す ♪ あ、昨日のカレイ美味しかった!ご馳走さま~」
「ありゃカレーじゃねーよ!イシダイだ!」
・・・;;^^
準備をして始めたら、ぽっちんぽちん降って来た;;;
雨宿りしながらいろいろ質問。
「ふ」さんは昔、役場に勤めていらしたので、いっろんなコトをご存知。
疑問が出来た時に訪ねても飛び回っていて居ないので、こんな時が尋ね時 ♪
「ふ」さんは、ムロアジを干している手を止めず、いろいろ教えて下さいました ♪
「雨、止まないねー」
「今日はいっちんちこんなんだぞー」
「んー。」
・・・と、見ると、タッチアップした白が雨で流れてしまっています;;;
仕方ないので今日は一時間もせず、終わり。
「これ持ってけ!」
イシダイの煮付けを再びいただく ♪
不労所得とはまさにコレのコトを言う ♪
帰ったら帰ったで仕事は待っている・・・が、お茶を入れて一服。
。。。
一週間前の日曜日は「とりとり」の日でした。
「とりとり」とは、「鳥を獲っても良い日」のこと。
この場合の「鳥」。
なんだかお判りです・・・ね?
昔からこの島では、タンパク源を鳥に頼って生きていました。
四方を海に囲まれたこの島で考え難いことですが、
山に居る海鳥の雛を、決められた日のみ獲って塩漬けで保存、一年間食い繋いだらしいです。
昔、島に船が来るのは一年に数回。
農作地も限られ、大型動物など居なかったこの島では、
命をつなぐ貴重なタンパク源であり、島同士の物々交換で、重要な役割を担っていたらしいです。
この鳥、日本周辺のあちこちの、主に島で育巣しているらしいんですが、
肉はともかく、その鳥の骨と内蔵で塩辛を作った場所は、御蔵島だけかもしれません。
「限りある資源を有効に利用してきたんきゃ」
「これは御蔵島の文化だんきゃ」
決められた日のみ捕獲したのは、鳥を獲り尽くさないため。
違反した人は村八分にされたとか。
それが、村人の誇りでもあります。
けど最近は、皆、とりとりに行かない。
鳥に頼らなくても船は毎日来るし、若い衆はほぼ、行かない。
行く人はおじちゃんたち、それと、親に脅されて行くか、頼まれて行く外来種の若者。
そしてなにより、鳥が獲れない、らしいです。
夜、飛んでいる姿も少なかった、という声もある。
全体数が最盛期の四分の一以下になったとも言われているし、
獲れないことが、そのまま生息数の減少とは言えないという人も居るし。
生息数の減少は山に居るの猫のせいにされています。
猫のせいだけではなかろうし、なら先にニンゲンが自粛しようよ!
てか、それについての話し合いとか、ナニも行われていないし!
と、
キケンブンシ的発言をしているのは、うつぼです。
ツワブキが咲いたら巣立ち、行き先は赤道直下。
ちなみに、国際自然保護連盟のレッドリストで「軽度懸念」とされている鳥です。