御蔵島にある仲里というデイサービスの工作にお邪魔して来ました。
チョと前に、社協の「ほ」さんに打診されていて、それの初日。
齢九十を筆頭にした四人のンバァとンジィさま方にオリジナルのカルタを作ってもらおう!
という、企み?のお手伝いです。
すでにスタッフの方々の並々ならぬご尽力のもと「あ」から「ん」までの句は作ってらっしゃるので、
それに合った絵を描く・・・だけ。
しかし、この「だけ」に責任者の「ほ」さんは不安を隠しきれません。
リキいれてもな~・・・ま、いざとなったら一年がかりでもいいし ♪
くらいのユルさで挑みました ♪
ンバァたちは口から生まれた方ばかりです。
なので『自分らがカルタの絵を描く』と、聞いた途端、
「はれ!」だの「手本が無きゃ描けねぇ!」だの、言い出す;^^
それをわやわやなだめすかししつつ、巻き込んでいくのが私の役です ♪
ざっと、説明。
最初はラフスケッチ用の紙を渡し、各自それに筆ペンで自由に描いてもらい、
筆の描き心地と作画内容を吟味してから本番に描いてもらうつもりだったのですが、
一個目チョとやってみたらナンのことはナイ。
すらすら描けるんです~皆さまったら~ ♪
右下「つ」さんは、高校生になって島から出て行く子どもたちの思い出を描いていらっしゃいます。
「何が一番悲しいって、出て行く時もそうだけど家でご飯を作った時だ」
「一番上は魚が嫌いでな、二番目の男は野草が好きなんだ」
「コレは長男、コレが次男の男、コレが三男」
こんな風に、ひとつの句から浮かぶ思い出を引っ張りだして、描いてもらいます。
長男さんは既に六十代後半の立派なオトナ。
でも「つ」さんにとっては、子どものままなんでしょうね。
その時を想像しながら、お話を伺っているだけで、とても楽しくなって来ます。
ただ、相変わらず口では「はれ!」だの「出来ねぇ!」だの、言う;^^
でもほら!
コレですよ!コレ~~~ ♪♪♪
御蔵の方々は自然と向き合って生活してきたせいか、観察力がもの凄い。
魚やアシタバや籠すべて、ちゃんと形を覚えています。
それも、見本無しで描けるんですよーーー!
口も動かすが手も動かす ♪
納得がいかなければ書き直す!
皆さま、スゴい!!!
この日は14枚が出来ました!
全部の線書きが終わったら、今度は色を付けていく予定。
次のお手伝いが楽しみでっす~ ♪♪♪