和名「定家葛」
御蔵名「ふうとうかずら」
ガクから伸びた筒状が、途中からくっきりと折れて、
四方に分かれた花弁のふちが、プロペラのように少しカールした、
白い可憐な花を六月頃につけます。
藤原定家の名が付けられたこのつる植物。
能の演目の「定家」では、
神に仕える身の式子内親王と藤原定家が、禁じられた恋に落ち、
定家が、都を追われた後、それでも彼女を忘れられず、
葛に生まれ変わって内親王のお墓に絡み付く。
内親王の霊が旅の僧に、成仏させてほしいと願い、
法力により、墓にまとわりつく葛はほどけ、内親王は自由の身になるが、
なぜか内親王は、僧に感謝した後、再び墓に戻り、
もとどおり定家葛が墓を埋め尽くし、墓も跡形も無くなる。
、という伝説が伝えられています。
鎌倉の家のすぐ側に、能舞台があったので、
ちょくちょく観に行きました。
謡が気持ち良くて、つい寝てしまうことも多かったけど、
寝ては覚め、現と幻を行き来するような能の世界に浸っているのが好きでした。
御蔵で初めて定家葛を見て、あまりに可憐な花なので驚きました。
いま、足下の赤い葉を見ながら、
花と紅葉が一緒に集うかのような、この葛。
定家の切なさを、そのまま謳っているような気がします。
・・・御蔵では、なぜ「ふうとう」か???
ソレはまたの機会に。。。;;
御蔵名「ふうとうかずら」
ガクから伸びた筒状が、途中からくっきりと折れて、
四方に分かれた花弁のふちが、プロペラのように少しカールした、
白い可憐な花を六月頃につけます。
藤原定家の名が付けられたこのつる植物。
能の演目の「定家」では、
神に仕える身の式子内親王と藤原定家が、禁じられた恋に落ち、
定家が、都を追われた後、それでも彼女を忘れられず、
葛に生まれ変わって内親王のお墓に絡み付く。
内親王の霊が旅の僧に、成仏させてほしいと願い、
法力により、墓にまとわりつく葛はほどけ、内親王は自由の身になるが、
なぜか内親王は、僧に感謝した後、再び墓に戻り、
もとどおり定家葛が墓を埋め尽くし、墓も跡形も無くなる。
、という伝説が伝えられています。
鎌倉の家のすぐ側に、能舞台があったので、
ちょくちょく観に行きました。
謡が気持ち良くて、つい寝てしまうことも多かったけど、
寝ては覚め、現と幻を行き来するような能の世界に浸っているのが好きでした。
御蔵で初めて定家葛を見て、あまりに可憐な花なので驚きました。
いま、足下の赤い葉を見ながら、
花と紅葉が一緒に集うかのような、この葛。
定家の切なさを、そのまま謳っているような気がします。
・・・御蔵では、なぜ「ふうとう」か???
ソレはまたの機会に。。。;;