「かのき」は御蔵言葉で「桑の木」のこと
最初、実の色が白く、売れたら赤く変わるのが白かのき!
毎年、荒れて半滅するGW、今年はまぁ穏やかだこと!
客船は、いち日たりとも欠航していません。
晴れたり曇ったりのGWなか日、ふらっ・・・と、出掛けてきました。
雨が少ないもんだから
この滝が、こんなにちょろちょろなのって初めて見た;;;
それでも御蔵は水の島、取水制限など全くありませんが、
もっと南の島では大変な事になっているとか昨日聞いたな、そういえば。
海水を真水に濾過する機械が、もう一台必要、とか。
でもさー。
そんなん導入するより、ニンゲンが進化した方が良くないか?
飲んだ塩分、プシュっっと噴き出すの、カツドリみたくw
それ、とてーも便利だと思う。
鰓と共に、かなり欲しいパーツだわ。
山には
てんてんと・・・
咲いてるねぇ
よい季節になりました ♪
おはようございます。
曇り空ですが微妙に暖かい御蔵島、昨日欠航した貨物が今朝就きました。
御蔵の生鮮食品は言わずもがな・・・ですが、内地の野菜、特に葉ものの不足は半端ないらしい。
御蔵はアシタバがあるので、まだまし、とは思えども、
冬に向けこれから繁茂してくる予定のものなのでまだまだ十分には採れていません。
うつぼが食べる分くらいならなんとかなるけど・・・内地・・・
ナイらしいなぁ・・・
と、様子を見に、ちょこっと遠出してみました。
いそがしいんじゃ・・・←言うなにょ
秋の空気が清々しい ♪
ぁあもう秋だねぇ・・・と、緑一色の山を見て思う。
しかして目星を付けている場所をあちこちさ探しますが、気温のせいかアブラムシだらけ☆
食用にするのは憚られるものばかり☆
もう少し標高あげてと上って行く・・・と、カラスわんさか飛んでいた。
集会・・・?
と、思いきや道ばたに、かつどりかっちゃん座ってました@@
画像ナイ。だってアシタバ採りに行っただけだもん。
ダメじゃんこんな明るくなってからこんなところに座っていたら
「・・・;;;;;;」
さすがに狙われていたコトは解っていると見え、逃げようとする。
叢にアタマ突っ込んでモゾモゾしてるけど、このカラスら←複数形 の多さではいかんともし難かろうて。
。。。
アシタバ・・・
アシタ・・・ ええい!
鋭利な嘴でつつかれないように翼の先端を持って荷台に入れ、そのままUターンして港まで。
おとなしくしてます
まだ「ずずげ」←御蔵ことば(産毛のことね)が、もさもさ。
この「ずずげ」があると水を弾けないので水に入れちゃダメという説も聞いたけど、そんなことはないらしい。
水に浮かんで離れて行った。
これから仲間と会えるのか?
遠くニューギニアまで飛んで行けるのか?
再びこの島に戻ってこられるのか?
わからないよね。。。
でも戻って来ることを祈ってる。
なんとなく、しんみりしてしまったので景気づけに「か」さんを訪ねると、
「あら!ちょっと!電話してたのよ!アンタもーまったく!ドコに行ったんだか☆◎××☆〜」
・・・;^^
どうしたのかと思ったら、手が足りないからお昼時ちょっと手伝えということらしい。
微妙に暖かいような気がするけど、ナゼか古壺は膝の上。
さて、ちょっと手伝いに行ってきます ♪
いち日曇り空だった今日、一週間ぶりに客船が就きました!
たべものたべもの~ ♪
買い物に行ったのは、10時頃。
バナナと卵、豆腐諸々を購入&、既にサンマは売り切れてました;;;
にもつにもつ~~ ♪
荷物は取りに行く訳にはいかないのだ。
一週間分の荷物が、いったいどのくらいになるのか存じませんが、
一個目が午後三時頃&、二個目がそれから一時間後くらいに届きました。
・・・ん?
頼んだ荷物はあとふたつあるハズ。
足りないじゃん☆
荷物の足取りを確認してみると、ひとつは絶対届いてもいいハズで、
もうひとつは順番からしたら届いてもいい、
・・・ハズ。
「昨日、チャーターヘリで郵便物を運ぶって言ってたぞ」
「おー。。。三宅でヘリに積み込むって言ったけど、へー朝船就いたからなー。いったいいつ来るのか見てんだ」
と、オカドウ(←地名)で佇む「ゆ」さんが言ってた。
どういうことか?というと、
今まで客船に積み込んだままだった一週間分の荷物は、昨日昼、三宅に置き去りにされ、
ヘリに乗せるべく相応の手続きが取られていて、
昨日夜、竹芝から積まれた荷物は、
そのまま今朝、御蔵に就いた。
・・・ってことなのかな?
しかし、いくら荷物のためのチャーターヘリとはいえ、
コンテナ全部の荷物が載せられるとは思えないし、客船に積みっぱのもあるのだろうと推測する。
アンニュイに待ったけど、 日が暮れても荷物は来なかった。
「あ~、これねーオトーさんが採ってきたんだけど苦くて食べられないから持ってく?」
苦いのがイイのに~
「そんなん御蔵の味じゃないよ!」
と、言うことで頂いてきました、貴重な貴重な『フキノトウ』
御蔵に元々あるのは、たぶんツワブキだけ。
普通の?フキは山では見かけませんね、たぶん畑に植えられたものだと思う。
春はニガミが身体にも嬉しいよねぇ。。。
刻んで味噌汁入れよっと♪
御蔵では『ふきんご』って言うんです~♪
「あ~、午後はダメよ。黄楊背負い行くから」
籠編みに使う竹の切り方を教えてもらおうと「た」さんの所に行ったら、こう言われました。
つげしょい@@?
描きについて行ってイイ@@?
黄楊山について行きました。
島の西側、エビネ公園周辺には「八十年間山」という面白い名前の地名があり、
村が80数年前に村民に貸し出し、黄楊を育てさせている場所が広がっています。
あらかじめ『たまぎった』←御蔵ことば 黄楊を背負子に乗せます。
昔、御蔵に嫁に来る時には必ず持たされたという背負子。
なるべく上の方に材を乗せ、紐で括りつけます。
一本だいたい1m 、鉛のように重たい黄楊。
それを背負って山を登る。
切った重い黄楊材を運び出す用に、その辺りはモノレールの線路が設置されているので、
運ぶのは楽・・・な、はずだったのでしたが、
肝心のモノレールがタイムリーに壊れ、人力で運ぶことになったらしい。
そのおかげ?でリアル黄楊背負いをスケッチ出来るうつぼ ♪
これは置いてくの?
「細いのは安いのよ。もったいないけどな」
ふーん。。。
月一回各戸に配布される「広報みくら」。
その12月号に『黄楊・桑原木の購入について』というお知らせが載っていました。
なんでも『御蔵島産業センター原材料購入価格基準』に基づいているらしいのですが、
・黄楊は総重量2t、桑は4㎡で引き取り停止
・林業農家一戸あたり黄楊150Kg程度の引き取り
購入の期間と末口(円周なのかな?)cm、それとKgあたりの価格が記されていて、
多量に超過すると引き取り出来ないこともある・・・らしい。
どのくらいが集まるのか?確認していませんが、
そこに『末口5cm未満は受け取り不可』と、ありました。
なるほど・・・それで、枝は置いて行くのだな。
黄楊の育ちは遅いです。
80年間育てても、やっとこ20cmになればいいほうで、ほとんどは10cm以下、
虫やウィルスにやられ、葉が枯れ白く立ち枯れしてしまう木も多いと聞きます。
温暖化も影響しているらしい。
『御蔵の民は山の民。
そんな時代もありました』
そんな台詞を言われる日が、近い将来来ませんように。
御蔵では「ツワブキ」を「ふきんこ」と呼びます。
普通の・・・と言っていいのか?「蕗」は、山にはなく、誰かの畑に植わっていることがある程度。
この島でフキと言ったらツワブキで、「ふきんこ」です。
「オカダトカゲ」が「かまじっこ」だったり、
「オオムラサキシキブ」が「ゴンゴメ」だったり、
何処か、可愛く・・・無い;;; のが、御蔵ことば。
その中で「ふきんこ」。。。 可愛い~♪
「カツドリが巣立つ頃、ふきんこが咲く」とも言われるこの季節。
今年はオオミズナギドリの巣立ちが遅いともっぱらの評判。
昨夜も屋根にぶつかったり、床下でもがいている?音が一晩中聞こえていました。
ちなみに古壺はオオミズナギドリに興味を示しません。
ごはんが貰えているからでしょ?と、言われることもしばしばですが、
すべての猫がオオミズナギドリを狙っているワケじゃぁないぞなもし。。。
明日は南郷行ってきます。
白い波が蹴立てて走る今朝の御蔵島です。
海はナライで波高し。← ナライは東風の御蔵ことば
島に居ると、自然に対して自分がいかに非力なのかと気付かされることが多く、
船が就かないという、たったそれだけのことで、
どうすることも叶わない自然の力を実感し、ある部分諦めもし、
自分が今できることを、こじんまりと堅実に行うことが得策であると思い至る。
そしてまた、
自然とは実は美しく眺めたり楽しむもの、というだけではないのだ。
大変なことになっている、木曽の御岳山。
なるべくたくさんの方々が無事で居るように。
そして私たちは、このことからたくさんを学ばなければならないのだと思います。