御蔵島うつぼ記

うつぼとこつぼの島暮らし

外付け点灯をお願いする

2016-02-18 09:53:03 | セルフな人

「暗い!コワいよ!」

 

随分前からアトリエに通う子ども等に言われていたことです。

ウチは村の外れにあるため、家の入り口が森。

夜になれば、ぬばたまのような暗闇が、みっしりと広がっている、

その脇の、これまた暗い階段を上って来なければなりません。

夜、出掛ける時にはヘッドランプ必須なんです;;;;==

実は私もコワいんです;;;;;==

 

すぐ下には作業員さんたちの宿舎があります。

仕事がある時には夜でも明るく灯がともりますが、冬場は休業期なため、連日真っ暗☆

作業している時はまた、階段下で水浴びとかされていたりするので油断は禁物なのですが、

・・・ま、それは置いておいて・・・

 

で、

 

住居に関する、数ある懸案事項のひとつだった『外に電灯欲しい』。

どうすればイイか?と、「た」さんに聞きに行ったのが先週のこと。

島の方々は皆さんいろんな免許をお持ち、いろんなアイデアもお持ちです。

とりあえず聞いて、それから方法を考えようと思っていたら、

「ボランティアでやってやるよ!」

 

@@?!なぬ?!@@?!

 

普段は、友だちにならねぇとか仲間にならねぇとか頑張ってやって下さい!とか、

憎まれ口ばかりたたいている「た」さんの、意外な(←失礼)発言!!!

 

逃すか!コレを!!!

 

そのうちなんか言って来て下さるだろうと思っていた月曜日午後、「た」さんが現れ、

「なんだ東京行ったんじゃなかったのか!居ないと思って作業しに来たのに!」

と、突然作業が始まりました;;;;

 

「ここにスイッチ付ければいいか?」

「ぃや、そっちにして!」

「まったく!居ないうちなら勝手に出来たのにな~」

 

ぃやぃや、居て良かったよ・・・;;;==

 

「電線、空に引っぱればいいな」

「木に引っ掛ける?風が吹くと揺れるから鉄柱立てないと危ないよ」

「地面の中か?!」

「気休めだけどホースの中通せば丈夫じゃない?」

「じゃぁ掘れ」

 

・・・

 

いきなり土木工事が始まる;;;;==

地面に敷いた石、ひとつ外してホースを埋めるのですが、元通りに嵌ってくれません;;;

脇で作業していた「た」さんは、それを見ながら「何でも屋だな~」と、おっしゃる。

「た」さんにはまだまだ敵いませんがな;;;;;

 

「階段は地面に転がして置けばいいか?」

「手すりに付けられない?」

「いくつ欲しいんだ?」

「最低三つ」

 

のったらもったら掘っている間に、階段部が出来てます ↓ 

「手すりを子どもが触っても、これなら安心だな」

 

年期が入った配電盤用のスイッチ、電線やテープ、真新しいホース等など・・・

「た」さんの玉手箱、スゴい!

 

途中にはナゾのジャンクション。

 

「電球がまだ来ないから最後まで出来ないのよ!」

 

イロンナコトガデキテ、イロンナコトニヤクダテラレル

ソンナヒトニワタシハナリタイガンバルマス!

 

「た」さんは時々、オネェ言葉になるんです~ ♪

 

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