LED照明、車試乗インプレッション、真空管アンプ、ミニ盆栽など

物作り、写真、車、自転車、漫画、アニメ、音楽など何でも興味があり、手を出しています。

【管球小部屋】行くとこまで行っちゃえ、chorale845アンプ購入編

2011-04-13 18:33:23 | 真空管アンプ
何気なくオークションを見ていると、chorale845アンプの価格がいつもより低めだった。
駄目元で、4万円以下の価格をちょいと入札したら最高入札額者になったので、まあ価格は塗り替えられるだろうとそのまま寝てしまった。
翌朝、どうなったかなと見てみるとそのまま落札されてしまっていた。
先日、FU50アンプを購入したばかりなのに妻になんて言い訳しよう、が最初に頭に浮かんだ感想である。
自分でも情けなや。
しかし、買いたい人はほぼ買ってしまったということですかね?
実は、845(211)の実物を見たことが無く、どのくらいの大きさかはまあ300Bより大きい、位のイメージしか持っていなかった。

さて、お金を振り込んで数日待つと、アンプが到着した。
さすがに箱はでかいが中身は小さいんじゃないの、と部屋に持って行き開けてみると、見たこともない大きさのサイズの真空管箱が目に入った。



さすがにメーカ名を出しているだけあって梱包はしっかりしている。
大きな青い箱の横にあるのが、6N8P(6SN7)の箱である。
恐る恐る845を箱から取り出してみると、見たこともないサイズの巨○が。(ちょうどシティーハンターを全巻読み直したばかりなので想像がそちらの方に)
ここで困ったことに置く場所を確保しなければならない。
部屋にはすでに、真空管アンプだけで7台、ミニコンポ用アンプが2台置いてある。
しばらく考え、やはりFU50アンプにどいてもらうことにした。



これに真空管を4本挿すだけだ、845はガイドピンが付いており、挿した後回すようなソケットになっている。
さすがは送信管211の系列だけあってしっかりしている。



電氣食いそうだなと思いながら、電源を入れてみました。
ヒーターが電灯のようにすぐに明るくなり、よく雑誌で見る写真は別にスローシャッターで撮った物ではなかったんだ、ということがわかった。



上から覗くとこんな感じ。



しかし、もすごい輻射熱、パソコンを打っていると横になるのだが、頬に熱がびしびし伝わってくる。
これは、夏には使えんな。
エージングしようにも、この熱では人がいないところに放っておくのは危険だ。
取りあえず音楽を聴き始めて、20~30分聞いた後の感想は、以外に線が細いということ。
しかし、それは6畳の部屋で聞くに十分な音量の場合であって、音量を上げていくとスピーカーとDFが合ってくるのか、ものすごい音がしてくる。
低音はもとより、高音も結構伸びているようだが、とても聞き疲れしない音である。
ボーカルが浮かび上がってくるような感じがする。
でも少しまだがさつさが有り、隣のFU50アンプから、TUNG-SOLの6SN7を持ってきたところ、さらに解像度が上がった。





さすが、chorale、そこそこの音に仕上がっており、多分使用部品にも手の入れようがないだろう。
さて、ここで不思議なことに気が付く。
真空管アンプは、これで8台になり、すべて出力トランスの大きさは異なる。
今回の、chorale845アンプが一番大きい。
しかし、他のアンプも同じくらいの低音は出せる。
つまり、出力を出さないのであれば、トランスの大きさで周波数特性が決まっているわけではないということである。
無線と実験に掲載されていた内容を思い出す。
そして、高音はカップリングコンデンサで調整せよとあった。

ところで、仕様がわからないので、何ワット食っているか心配だ。
AmazonでSANWAのワットモニターを購入してみようと思う。