このあいだの週末、(もう明日週末なのだが)京都に行った。カッチイの写真館で、写真をアップしたが、これは、トラベルライター関係のMLの面々が集まった小さなオフミーティングだった。つつましく4人が集まり、京都の恵比寿神社にお参りした。
「えびす神社」は、町の中に埋もれるようにあって、こじんまりしている。「商売繁盛で笹もってこい!」と大阪の神社なら、けたたましいくらい掛け声がかかるが、典雅な京都の神社はそんなことはない。飾りの笹も、品良く雅びなものだ。
せっかくだから、みんなで、おみくじをひいたのだが、カッチイは小吉だった。「運気容易に開けず、あせらばあせる程苦しみ多く、災添ふ時なりされども、諸事控目とし心正しく身を守り、えびすの神に信心怠りなくば、却って後は、大の幸福なり」
うーん、意味深ではないか!痛いところを突かれている気もする。震災直前に、ドイツから日本に帰ってきて10年目、本人としては、ちょっとターニングポイントを迎えていると思っているんだ。
そのあとは、日本最古の禅宗の本山寺院である「建仁寺」に移動。俵屋宗達の国宝「風神雷神図」を拝見。躍動感のある風神と雷神をひきたたせているのは、屏風の中央を占める黄金なのだとオフ参加のカメラマンに解説してもらう。なーるほど。
私たちが思わず声をあげたのが、法堂の天井に龍が舞う「双龍図」だった。創建800年を記念して小泉淳作画画伯が描かれたもので、2002年作だから、新しいものなのだが、100畳以上の規模で描かれた天井画は、迫力だった。最近、町歩きもロクにしてなかったから、こうして京都のお寺を見て回るのは、新鮮だった。
コーヒータイムのあと、先斗町の居酒屋さんで飲み会に流れたのだが、なんせ初対面、多少の硬さは否めない。興味の対象が、カメラ、アジア、南米、そしてドイツという面々が集まったのが、面白いところ。フリーのトラベルライターという生業が成立するか?などというシビアな話も話題になった。
飲むほどに、ほぐれたかなという感じ。カッチイは、こういう場所で、気楽に振舞ってしまうタチだ。
今年は、旅行に関わる仕事をしている人と交流を持ちたいな。人と知り合うのも、Webを通じてなんだね。旅行の分野は、ネットの世界と、非常になじみやすい性格を持っている。この媒体の可能性を今年も探ろう。