乾燥する季節の肌トラブルといえば。潤い不足と思われがちですが、実はそうとも限りません(`_´)b
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 19:44
もちろん。潤い不足・血液不足で皮膚を滋養することができない場合もありますが、他に血行不良や血液の病理産物が原因の瘀血(おけつ)や、体表のバリアである衛気(えき)の虚弱などもあります。
体液や血液の不足では、お肌が乾燥してカサカサ、粉を吹いて白くなったり、かゆくなったり。保湿すると落ち着きます。この他、静電気が起きやすい、髪・目・爪・のどなどの乾燥、口の乾き、尿量減少、大便コロコロ、筋肉のしびれ・けいれん、動悸、不眠、夢が多い、イライラ、不安感なども伴います。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 19:49
瘀血タイプは肌色が浅黒くくすんだり、紫っぽくなって、鮫肌状のガサガサになります。シミ、そばかす、くま、毛細血管が浮き出る、紫斑、爪・唇・舌が紫っぽい、舌下静脈の怒張、肩凝り、女性では月経不順・経血が黒っぽいか紫がかる、経血の粘度が強い、経血に塊が混じるなども見られます。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 19:55
衛気不足では、お肌の色艶が悪く、ハリがなく、テラテラした感じの皮膚になることも。疲れやすい、人混みが苦手、かぜや感染症に罹りやすい、寒暖差についてゆけない、体表がスースーする、風に当たると不快、ちょっと動くと汗が出て退きにくい、発汗後に疲れる、声が小さい、力のない咳を伴うことも。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 19:58
血液は人体を養い、体液は人体を潤して養うとともに乾燥を防いでいます。そのため。血液や体液の不足では、肌を養い潤し、また乾燥を防ぐことができないため、カサカサで粉を吹き、場合によってはかゆみを引き起こします。保湿とともに、飲食物から… twitter.com/i/web/status/9…
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 20:02
コラーゲンは摂取してもお肌の潤いにならない。という説もありますが、中医学では、ゼラチンなどコラーゲンを多く含む食品には、血液や体液を補う作用があるとされ、口からの摂取でも二次的にお肌の栄養になると考えます。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 20:03
コラーゲンをせっせと摂ってもお肌の状態が変わらない。あるいは。却って悪化した。胃腸障害などが出た。という場合は、血液や体液不足が、肌トラブルの原因ではありません。悪化する場合は、瘀血など病理産物の停滞があるタイプ。胃腸障害がある場合は、脾胃虚弱で血液や衛気が作れてないタイプ。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 20:08
健康な人の脈中つまり血管内は、車がスムーズに流れる道路のようです。しかし。瘀血タイプは、事故車両が交通を妨げ、事故を起こしてない車の渋滞も引き起こしているようなものです。事故車輌を退かさない限り渋滞は改善しませんが、コラーゲンの摂… twitter.com/i/web/status/9…
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 20:12
瘀血だけでなく。どろどろヘドロのような水分代謝低下による病理産物の停滞も、二次的に瘀血を引き起こし、コラーゲンを摂ってもお肌に届かず、肌トラブルは改善されません。 pic.twitter.com/XQDyF5J8cA
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 20:14
瘀血タイプは、健診などで採血した後、一時的にお肌がつるつるになることがありますが、これは採血によって瘀血が少し体外に出て、血液の流れがスムーズになるために起こる現象。といっても。空きスペースが真っ当な血液で埋まらないと、瘀血は改善されないので同じことの繰り返し。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 20:16
衛気は、脾で飲食物から作ったエネルギーと腎の熱エネルギーから作られ、肺によって体表に運搬されます。衛気には皮膚や産毛を潤すはたらきがあり、衛気が虚弱な場合はこの作用の低下によって肌トラブルが起こります。衛気不足の原因には、肺脾腎の機能低下が挙げられます。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 20:18
脾が虚弱だと、食欲不振、少食、食後の眠気・だるさ・腹部膨満感・げっぷ、消化不良、慢性的な下痢や軟便、倦怠感、頭がぼーっとする、めまい、手足が痩せる・むくむ、やる気が出ないなどの症状が現れやすく、特にこのタイプは消化吸収に労力を使うコラーゲンで却って症状が悪化することも。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 20:21
血液不足・体液不足の原因には、生まれつきの虚弱体質、無理な食事制限や偏食による原料不足、失血過多、過労、過度の心労、過度の発汗・嘔吐・下痢、発熱性消耗疾患、慢性疾患、寄生虫などがあります。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 20:26
瘀血の直接的な原因には、冷え、熱、エネルギー不足、血液不足、エネルギーや臓腑機能の停滞、外傷、水分代謝異常による病理産物があります。更に掘り下げると、生もの・冷たいもの・辛いもの過食、水分の過剰摂取、過度の食事制限、ストレス、心労、異常な気候変化、慢性疾患などが根本原因に。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 20:30
血液不足は血流量の低下を引き起こして瘀血を生じます。また。血中の体液不足も血液ドロドロ瘀血の原因に。そして。体の容積は決まっているので、瘀血があると正常な血液が入り込むスペースがなく、血液不足の原因にもなります。 twitter.com/ookawa_taiseid…
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 20:32
肌トラブルがある場合、血液不足と瘀血は同時進行の場合が多く、どちらかだけの対処より、瘀血を取り除きながら血液を補うのがイチバンです。 twitter.com/ookawa_taiseid…
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 20:34
血液や潤い不足の場合は、牛肉・羊肉・鴨肉・鹿肉・熊の掌・豚足・牛筋・レバー・牛乳・鶏卵・うすらの卵・いか・牡蛎・鮑・海鼠・ほうれん草・小松菜・蓮根・じゃが芋・里芋・白きくらげ・金針菜・オリーブ・大豆・豆乳・黒ごま・ナッツ・レーズン… twitter.com/i/web/status/9…
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 20:44
瘀血の場合は、鹿肉・かに・ちょうざめ・にら・青梗菜・蓮根・くわい・こんにゃく・栗・サンザシ・黒大豆・ピーナッツ・葛粉・黒砂糖・酢・少量の酒・甘酒・桂花茶(キンモクセイで香り付けした中国茶)・ローズティー・紅花などがオススメ。 pic.twitter.com/lR7nhxFBPS
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 20:48
血液や潤い不足の場合、これらを補うものに少量の瘀血を改善するものをプラスすると、補って巡らせることができるので更にグー。反対に。瘀血を改善するものに、血液や潤いを補うものをちょい足しすると、瘀血が除かれたスペースにいい血液を補えます。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 20:51
血液や体液の不足があるけど、脾胃虚弱で充分摂れない(T_T)という場合は、小分けして少量ずつの摂取が基本。あーんど。蛋白質の消化を助けるサンザシ・パパイヤ・パイナップルや、砂肝・だいこん・かぶ・にんじん・ゆずの皮・ホップなどを一緒… twitter.com/i/web/status/9…
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 20:57
餅米は衛気をガッツリ補いますo(*^-^*)oお餅やおこわ、餅菓子などを毎日少量ずつ摂るとイイデスネ。しいたけもオススメ。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 21:00
衛気不足には乾布摩擦も有効です。但し。お肌を傷めないよう柔らかい布を使ったり、着衣のままで。四肢末端から心… twitter.com/i/web/status/9…
そうそう。辛いものはあっためて発散して発汗・代謝・血行を促進するので、冷えが原因の瘀血の場合は少量摂るといいですが、その他の場合、特に熱やストレスが原因の瘀血や、血液・体液・衛気などエネルギーの不足がある場合はNGです!!!
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 21:17
不足タイプは、食物繊維の摂り過ぎも脾胃に負担を掛けたり、必要なものも一緒に排泄してしまうので控えめに。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年12月6日 - 21:19
物理的に体を冷やして代謝や血行を低下させる、生もの・冷たいもの・水分の過剰摂取はどのタイプもダメ×2です。