VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

「頭のよい子が育つ家」著者

2007年11月14日 | 住宅業界
頭のよい子が育つ家」の著者で(株)エコスコーポレーションの四十万社長に会いに
オフィスのある、横浜ランドマークタワーに伺った。
     
四十万さんとは「頭の良い子が育つ家」以前に、共著者ででもある慶応大学の渡邊朗子先生のご紹介で知り合ったが
この本のヒットで、最近はメディアに登場されている所をお見かけするばかりで
今日は久しぶりにお会いした。

住宅建材商社に勤めたおられた経験や子育て・受験の実体験から、日本の子育てに最適な住まいを研究する活動の中で
有名私立中学に合格した家庭を調査、そこで共感された要素を『五感の家※』としてコンセプトモデル化した。
それを今年春に「頭の良い子が育つ家」という思い切りの良いタイトルをつけた事で注目を浴びることとなった。

今では「頭の良い子が育つ」ブランドを、マンションや住宅にライセンス契約したりオリジナル家具/ツールを販売したりとビジネスが広がっているようだ。

(移動式子供机・写真右:ホワイトボード用カラーバリエーション)

セミナー講師としてママ達の声を聞く機会が多い四十万さん曰く「子育て情報が足らないのが現状」と。
「こんなに情報は溢れているようなのに?」と感じた私に
「子供との正しいコミュニケーションの取り方を具体的に教わる機会が無い」ということである。
有名私立中学合格の家庭調査では、
「母親が徹底して手作り、労を惜しまないコミュニケーションを取っていた」という事であった。
         (これって共働きでも同じように出来る事なのだろうか…)

そのようなコミュニケーションを住宅ハードの工夫で、少しでも円滑に実現したいと思う親心は否定できない。
結果的に「頭の~」ブランドマンションの集客力&歩留まりはライセンス料を上回るパフォーマンスになっていると言うこと。

既に四十万さんは次の展開にも着手されていて、『五感の家』を時間軸でシニアライフにまで進め
医療機関と提携し安心できるサービスを住まいと共に提案してゆくようだ。

         ※元々、『五感の家』は四十万さんの奥様が主催するミセスネットが調査研究した