VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

大和ハウスの決算報告会にて

2009年05月14日 | 住宅業界
大和ハウス工業が東京・水道橋の東京支社で決算報告会を開催。会長・社長はじめ幹部が勢揃いした。

村上社長はマイクを持てば右に出るのものは無いほどのカラオケ上手(今日は歌は歌いません・・・) 
樋口会長がカメラ・クルーに追いかけられていた・・・某局「カンブリア宮殿」の取材らしい。

決算の方は、連結で売上が前期比▲1.1%の1兆6909億円、営業利益が同▲17.4%の735億円と厳しい状況。
事業セグメント別ではメインの住宅の売上が同▲4.5%(9590億円)に対し、商業建築が同+6.3%(5451億円)と補う形。

住宅の中でも落ち込んだマンション事業、今後の事業も付加価値のある大型物件へ集約。
一方で成長領域として、リフォーム事業や環境エネルギー事業(大型リチウムイオン電池など)に人員投下する。


発表会後の懇親会ではお食事をしながら、会長・社長はじめ皆さんと情報交換。
右、この度の人事異動で東京広報に就任された濱グループ長。

発表会を終えた村上社長と、いつもダンディです。社長からご紹介頂いた、凄腕のお姉様はモルガン・スタンレー証券の大槻啓子女史。


今期の住宅販売戸数の予想については、39600戸(▲8.4%)と更に縮小。
内、戸建販売が7500戸(▲12.6%)、業界の中でも厳しい市場をリアルに反映した数字を出している。
リフォーム事業はまだ本格的な展開がこれからなので、その可能性と環境事業などの多角経営がどう実を結ぶかに期待したい。
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旭化成ホームズ決算報告

2009年05月14日 | 住宅業界
旭化成(株)の住宅セグメントの事業会社、旭化成ホームズが決算報告会を開催。
波多野社長と森経営管理部長が発表。            (司会進行は岩本室長)
   
旭化成全社では、売上▲8.5%(1兆5531億円)・営業利益▲73%(350億円)・純利益47億円と
かなり厳しい結果になったものの、ケミカル系他社が赤字を出す中も健闘したことになる。
全社が輸出減・円高で収益が悪化する環境を、国内産業である住宅セグメントが踏ん張った形になった。(昨年と逆)

その旭化成ホームズは連結で、売上4099億円(+6.1%)・営業利益219億円(+2.2%)とプラスで終えた。
売上の戸数は14017戸(+3.1%)で健闘したが、受注戸数は12458戸(▲6.2%)と下期の悪い様子が伺える。

都市部を中心に建替え戦略を強化し、[街かどヘーベルハウス]を中心に地域密着営業を展開中。
「営業のチーム力を大切に、人を育てる風土を取り戻している」とソリューション営業に力を入れる波多野社長。

この決算では、大型分譲マンションの引渡しがあったり、リフォーム・金融事業の好調さがプラス要因であった。
次期予測は、連結売上3980億円・営業利益180億円の減収減益となっている。

建築だけでなく、モーゲージローンやメンテナンス・リフォームから中古販売にも
独自の道筋をつけ『ロングライフ住宅』の世界を構築する。
1月からは「発電ヘーベルハウス」のキャンペーンも積極的。ヘーベル・ファンがどう反応するか楽しみだ。
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