VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

茅ヶ崎市は自転車まちづくり先進都市

2009年05月23日 | 湘南・逗子の暮らし
国交省でもH10年から全国に自転車まちづくりのモデル都市を選定し支援したきたが
茅ヶ崎市はH14年から自転車利用によるまちづくりの整備を進めて来た。
H16年には「ちがさき自転車プラン」を策定し、その推進を市民・事業者と協働で行っている。

今日は[ちがさき自転車プラン推進連絡協議会]が主催する[ちがさき自転車ウィーク]の
「自転車フォーラム&ワークショップ」へ逗子の市民活動の参考にすべく参加してきた。

茅ヶ崎で有名なのは[ちがさき方式レンタルサイクル]、市内の企業に市から自転車を一括で貸し出すシステム。
 
企業の工場などが多い茅ヶ崎ならではで、通勤・営業に活用され環境と健康維持に効果を出している。
(有名なミヤタ自転車は茅ヶ崎本社)

他に面白い事業として、高校生がデザインした自転車用レインウエアを製品化しようという取組み。
高校正は雨が降ったら片手で傘さし運転するらしく、それを無くす為に高校生自らが着たいレインウエアをデザインする事に。
 
                         (注)今日のモデルは高校生ではありません!

また茅ヶ崎でも安全運転講習は実施されているようだが、我々逗子市と違うのは市が中心になって主催している点。
逗子では私たち市民ボランティアで頑張ってマス  

フォーラムの講演者は、住信基礎研究所の古倉宗治氏。
以前も研究発表を聞いた事があるが、非常に現実を見据えた解決策を提案して下さる方で共感する。
 
環境への影響と共に今回の新しいネタ、‘自転車の継続利用は生活習慣病を抑制’し
ガン(特に大腸・乳がん)にも効果を上げているという結果を示してくれた。
 
加えて、マイカー規制をすると懸念される商店への影響も、右のような比較実験の結果を用いて
‘来店回数の多い&ゆっくり買物’をする顧客が増えて、車より売上が上がるという数値は心強いものであった。
総括としては、全く車を使わない生活も難しいが『今日は何を使うか』を意識すること
500m以下は徒歩、5km以下は自転車、5km以上は車と。
 
講演の後、グループに分かれてディスカッションし今後のアクションをまとめて発表。
 
これからできる事の中に「後期高齢者には自転車走行テストをして、フラフラ運転者には自転車禁止を!」と
後期高齢者自身からの発表があり会場を沸かせた。

まとめに、茅ヶ崎市の都市政策課長と市民団体「ちがさき自転車プラン・アクション22」の南代表がご挨拶。
 このイベントに私を誘って頂いた南代表。
茅ヶ崎市民の皆さんとも情報交換をし、逗子市の活動にアイデアを沢山頂くことができた。
自転車で快走する茅ヶ崎の皆さんを見ながら、メインストリートを駅へ向った。