VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

Paris-2 @カフェ、画廊「Galerie Yoshii」

2008年09月19日 | France2008
ゆっくり朝からシャワーで目を覚まし、インターネットカフェ(@が看板目印)に行ってメールチェック。

ここは最新のPC機種に、椅子も良いので高いが(15分=EUR2、30分=EUR3)、何より日本語が読めるソフトが入っているので仕方なし・・・他の2軒は日本語が表示できなかった。 

ただ日本語はタイプできないので、アパートでPCに打ってファイルからコピーしようと思ったら、メモ帳では日本語がバケ文字に!? 
帰ってWordでやり直し。
2年前はカフェで自分のPCをLANに差し込ましてくれたが、今回はどこも拒否され・・・ヒト苦労。

さて、今日はまず「Galerie Yoshii」吉井画廊パリ支店を訪ねてみることにした。

シャンゼリゼのAv.Matignon、有名なクリスティーズやギャラリーが軒を連ねる‘これぞParis’といった界隈にある。

入口を撮影していたら「Do you like my painting?」と声をかけてくれたのが、今、展覧会をしている作家のWu Hao氏だった。

中国・北京からパリのボザール美術学校へ留学し、その奨学生として日本でも吉井画廊の運営する清春・ラ・リーシュで創作活動をした縁で、パリ・日本と吉井画廊で個展を開催されているようだ。

「四角形は人間の偉大な発明、自然界に無い形だよ。色は自然界のもの。人(四角)と自然(色)の調和を絵に表現しようとしているんだ」と流暢な英語で解説してくれた。(フランス語はネイティブ)

「AURA」と題されたこの作品。所謂オーラと、仏語で‘have’動詞の未来形をかけて表現するなど言葉遊びも好きらしい。
キューブがベースにあるモダンアートだけど、確かに自然を感じる柔らかな表現力が作者の人柄と重なった。

吉井社長とテニスをした話をしたら「僕もテニス大好き、でもテニス肘で故障して無茶できなくなった」と、
絵筆を職業にしている人とは思えぬスポーツ話で盛り上がった。

銀座本店より敷居が高そうな気がしたが、偶然にも作家さんと会えてお話をしたり、
上のフロアーも見せて頂いたりと、ギャラリーの皆さんの温かい対応で心地よく長居をしてしまった。3階にはCLAVEの作品が展示。


と、そこへ・・・パリご滞在中の吉井長三会長がギャラリーへ戻ってこられた。
藤原和博さん(元、リクルート・和田中校長)から、親交のある吉井会長のお話を伺ってはいたが此処で初めてお目にかかれた! 

最上階のルオーがあるお部屋にも通して下さって、記念撮影! 

シラク元大統領とご懇意で、10年前には凱旋門からシャンゼリゼ通りにロダン、ピカソなど有名彫刻作品を屋外展示する大プロジェクトを企画された。

そのパンフレットを見ながら、「セキュリティ問題で日本では美術館内でしかできなかったけどね」と聞かせて下さった。
これはマチスのデッサン。

突然の訪問であり、お忙しいにも関わらず、私が遅いランチを食べに失礼すると言ったらお店まで案内して下さった。

「時々、朝食を食べる美味しいパン屋だよ」と、トマト・ツナのキッシュ&豆サラダをご馳走になった。

私が逗子在住と伝えると、吉井会長が広島から東京の大学へ出て来られた、最初の下宿先が逗子であったという偶然!
若かりし日のことを懐かしく思い出されてお話が弾んだ。初対面の私に大変優しくして下さって、思いがけず楽しいひと時を過すことができ大感激!

「明日はマダム・カラヤン(未亡人)とお会いするのでお土産を用意にね・・・」と、エルメスへ向かわれた。 
流石、フランスから勲章も授与されている吉井会長、セレブの世界を垣間見た気がした。

シャンゼリゼのマロニエが黄金色に、恋人達が絵になる風景。実は栗とよく似ている・・・色気より食い気の私。

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