VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

NYのインテリアデザイナー邸を訪問

2010年10月22日 | NYショーハウス2010
NYで活躍するインテリアデザイナーに話を聞きたいという要望をIFDAのMaureenさんに依頼しておいた所
3人のデザイナーとアポイントを取ってくれた。そのお一人目が今日お宅を訪ねるCorinne Tatiana von Nordmannさん。
ウォール街のど真ん中、Chase Manhattan Bank のオフィスだったタワーを400戸のコンドミニアムにコンバージョンした[20 PINE The Collection]にお住い。
かなりの高級コンドミニアムであることが、ドアマン&エントランスの雰囲気で分かる。
 
ロビー横にあるライブラリーでCorinneさんを待つ。この物件全体は伊のアルマーニによるデザイン(ARMANI CASA).
Corinneさんの事務所でペントハウスも含む20戸ほどをデザインした(アルマーニのデザインはお気に召さないようだ)。エレベーターホールも壮観。
 
その内の1戸を自宅兼ショールームとして使っている。 アジアやアフリカのエキゾチックな小物が目を引く(手に持つのは槍!?)。
   
モダンなチェアのダイニングには、アイアンワークのシャンデリア(蝋燭の火は本物)が空間の質を高めている。
 
天井高まである書棚には仕掛けが・・・真ん中のミラーが鍵などの収納ケースになっている(アンティーク)。
 
リビングに目をやると、赤のソファを中心に暖かな色彩で女性らしいインテリア。
グランドピアノ、Corinneさん実はジュリアード音楽学院出身のピアニスト&作曲家!
  
ドイツ出身の彼女は家族も芸術家揃いで、インテリア・デザインもアートの目利きの良さが特徴。
壁のペイントは自分で試行錯誤して色を出したこだわり、クッション(ミッソーニ)に合わせたカラーリング。
  
右上、ナフキン・ホルダーはドアの引き手(シルバーのアンティーク)というアイデア。

流石に照明は素敵なものがイッパイ、チューリップ型はジーッパーで花開く! Macもワイアレスでスッキリとデスクに収まって。
   
キッチンはアルマーニをそのままに。冷蔵庫も洗濯機もビルトイン。
 
モダンなバスルームも大仏の絵や異国情緒漂う小物が。寝室の壁はVenetian plasterが施されライティングが映える。
 
お話を聞いていると、デザイナー以前のバックグラウンドが凄く、インテリア・デザイナーは趣味的お仕事に思えたが
そんな多彩な人達が集まっているのがNYCなのだと実感した。 そして彼女から「折角日本から、いらしたので夕食をご馳走するわ」と
  
これまた、驚きの場へ連れて行って頂く事になったのである・・・・・ Wall StreetからUpperEastへ向かった。


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