日本茶とお茶の間

お茶の間を復活させたい思いから、日本茶に関連する情報などを発信し、みなさまとの情報交換の場にしていきたいです。

ドイツお茶の旅☆その2

2014年04月06日 20時02分08秒 | 日記
ひと雨ごとに雪解けも進み春の足音が近づいています。

我が家の庭にもフキノトウが顔をだし、フクジュソウが咲いています。

雨や雪、そして強風にもメゲズ、大地は生命を育んでいます。

わたくしの中にも、しっかりと自然茶の世界が根づいています。

ひょろひょろの枝だと倒れてしまいますよね。たおやかに強くありたいものです。



さて、お茶の旅・その2・本題に入りたいと思います。

3月11日成田発10:25発、フランクフルト14:05(現地時間)着

その日は、空の上から福島への祈りを捧げていました。

大切な友人と約束をしていましたので、そして、今回のドイツお茶の旅の目的はひとつ

古都フライブルグの市民大学で開催される『フクシマイベント』のためにお茶の会をとおして皆様に感謝をお伝えすることでした。

ひとりでも多くの方に、自然茶の力を感じて頂きたい。

きっと、師匠の近藤はあるがままをお伝えしただけとおっしゃるのかもしれません。



今回は、大きな目的の前に古城や古都を訪ねるというご褒美が先にありましたけれど、

ドイツの成り立ちや歴史を知る上では、それも欠かせないものであったような気がします。

わたくしにとりまして初めてのヨーロッパを満喫させて頂きました。



フライブルグに入ってからは、皆で手分けして持ち運んだ茶の道具の確認、現地の状況、

水の確認(フライブルグの水道水はとてもおいしかったのです)など、打ち合わせは山とありました。

何しろ、日本では現地の様子は何ひとつ把握できませんのですから・・・。

現地では、オコサン、キョウコさん、そして先に現地入りしていた、今回のコーディネーター岡さんが動いてくれます。

皆さん、お茶の会の参加が決まってからというもの、相当な気合で動いてくれていたようです。

茶器以外は、皆さんが手分けしてお茶を淹れるための準備をしてくださいました。

お茶の会では、集まった方全員にお茶を味わっていただくというのが近藤流なのですから、

皆さんはそれを承知の上でコトを進めているわけなのです。


岡さんは、毎年(といいましても3回目)参加なさっていて、今年の参加者の多さに驚いていました。

岡さんのご主人はフライブルグ大学の研究室にいらしたそうです。

そして、3年前ご両親が福島で被災され、おおくの想いを抱えられての今回です。

近藤師匠とは古いご友人です。

わたくしも、奥伊勢のお茶の旅ではご一緒させて頂きました。


岡さんの、フライブルグのご友人ウルズラさんのお宅でドイツのお茶の時を体験させて頂きました。

ウルズラさんのご実家の郷土料理もご馳走になりました。

お礼に、日本の自然茶の会をさせて頂きました。

この時、彼女が「通訳をしなくても近藤先生の言っていることがわかるような気がする。

まるで歌を聞いているよう・・」と言っていたのが印象的でした。


市民大学のフクシマイベントは一・二階各教室が沢山の人でにぎわいました。

生っ粋のドイツっ子が、とても興味を持ってくれました。

岡さんのご友人で、日本から同行したお習字の先生は初めから終わりまで、習字のリクエストがあったそうです。

皆さんの要望にあった文字を書いてあげる事なのですが、たくさんの義捐金が集まったそうです。

(そうです!!これが大きな目的の一つでもありますよね)

自分たちでも何かしたいと、このイベントが開かれることになったと聞いております。

学長は女性の方でとても素敵な方でした。


この日は、震災当日の映写会、写真展、講演会、中庭では柔道、空手なども行われていました。

現地日本人の方も沢山参加されていました。

私たちお茶の会スタッフは朝から終わるまで、皆さんにお茶を差し上げることに精一杯で

何が行われていたかなんてことは全然知らないんですよ(笑)



ぜひ、これからアップさせて頂くホームページ上で雰囲気を体験なさってくださいね。

講堂のセレモニーでは、廊下の立ち見の方にも全員150人くらいの方々にお茶を飲んでいただきました。

先ず、滴のお茶(宮崎県椎葉村)、そしてお菓子の後のばんばら茶(四国四万十)です。

通訳には岡さん、サポートにウルズラさんという強力な助っ人で会場は静寂に包まれました。

皆さん、茶の会のあいだ一切おしゃべりをなさいませんでした。

モラルの高さに驚きました。

第二会場の二階教室では80人くらいの方に自然茶を飲んでいただきました。

距離が近いせいもあって、たくさんの質問がありました。

お茶はどこで買えるのか?とか、習ってみたいとか、何年くらいお稽古をしてるのかと

とても関心は高かったです。

近藤師匠のエスコートで口に含んだ茶の味は、ドイツの皆さんにどのような日本を感じて頂けたのでしょうか?

そして、遠い異国のドイツ・古都フライブルグで、日本の福島のことを感じる長い一日になったことはいうまでもありません。

日本に帰って、小さなことでも始めたいなと強い思いもこみあげてきました。

旅先の皆さんから、多くのことを学ぶ旅でもありました。

そして、今回の旅を企画してくださったお世話役の皆さんのこと、

ここに来るまでの日本で、どのように多くの動きを終えて旅に出られたかを思うとき、

すべてが愛おしくなりました。

皆さん、命を灯してのいまがあるのだということを・・・



オコサンやキョウコさんそして協力してくださったご主人方、ウルズラさんとご主人

今回、最初から最後まで寄り添ってくださった岡さん、ほかにもたくさんたくさん

皆様からの愛情をいっぱい頂いて全員無事帰国することが出来ました。

総勢8人の自然茶の旅でした。

フライブルグ滞在中の、コンドミニアムでは食事も一緒に作りました。

27歳から78歳の異色メンバーで、南は鳥取から北は北海道迄と様々でした。

皆、ばんばら茶が大好きです。



近藤美知絵師匠率いるご一行は、おしゃれで粋で、明るくて、とても食いしん坊(私だけ?)でした。

皆さんと、シェアしたお部屋もとても新鮮で素敵でした。

本当にありがとうございました。

大いなる魂の旅に包まれて、今も夢の中にいるようです。

最後までお読み下さってありがとうございます。

美しい十勝の大いなる山々に囲まれて・・・合掌












♪素適なお仲間♪
昨日に引き続き、四月のお茶会のお知らせをさせていただきます。昨年の素敵な出愛を大切に今もそのご縁が沢山の皆様をお引き合わせしてくださいます。わたくしは、その宇宙の流れに身を...

☆奇跡・ドイツお茶の旅☆その1

2014年03月23日 19時19分10秒 | 日記


ただいまぁー♪♪♪

元気に笑顔で帰ることが出来ましたよぉー


ドイツの旅から無事帰国しました。

フランクフルトに降り立ち、南西に向かいフランス・スイスの国境沿いの古都

フライブルグでお茶会が開かれました。

約10日間の旅となりました。

まだ、少し時差が残っている感じですが心地よい酔いの中にいるようです。

写真の整理をして、素敵なシーンを皆様に見て頂きたいです。

何しろ、和さん大役(童子:お運び役)をいただきました。

先輩諸氏のバックアップがあったればこそですが、心臓が喉から飛び出そうなくらい緊張しました。


あれれ、何からご報告させていただいたら良いのか・・・


フライブルグに入る前に訪れた、ハイデルベルグ・ローテンベルグも

古城や城壁が中世の争いの影を残しながらも、美しくそのまま残されていました。

地震がないところはいうまでもありませんが、そのままの形の中での暮らしを目の当たりにして

日本との違いを身体で体験させていただきました。

(かつては、わたくしたちの暮らしの中にも、縁側や白壁があったのですよね)

どこを切り取っても、中世の街並みがそのままでタイムスリップしたような感じでした。

といいましても、初めて見る景色だったはずなのに懐かしい感じもあり不思議でした。

ローテンブルグから、アウトバーン(制限速度なしの高速道路)を南へ走りフライブルグへ向かいます。

車窓は、まるで十勝の田園風景でした。

ただ少し、建物の形や風車(風力発電)が目立ちましたけれど。

サクラやスモモなどレンギョウやモクレンの開花もところどころ見かけます。

気候は十勝と同じと聞いていましたので日中の気温17℃~20℃には驚きました。

(観測史上始まって以来の暖かさだそうです)

目立ったのはヤドリギがあらゆるところにあり、この枝が縁起が良いらしくドアに飾ったりするそうです。

そういえば、みかけたような・・・日本ではどうかな?

いまだ海外の経験は浅く、アメリカ・アジアをほんの少し覗いた和さんドイツに魅せられましたよ。

近藤師匠、不謹慎でごめんなさい!!



真面目にフライブルグのお茶会のお話をさせて頂きます。

ローテンブルグ・ディケンスブール・ノードリンゲン(ロマンティック街道)を後にして

フライブルグ到着は夕方の6時半過ぎ、日本からのオカさん、

ドイツ在住のオコさんが首を長くしてお待ちでした。予定より一時間以上オーバーしたとのこと。

バスが入れず、電気タクシーで移動です。

ひとりが約23キロ以上のトランクを抱えていますので大変です。

100人以上にお出しできるくらいのお茶の道具を持参していますのでね。

この日(13日から)フライブルグ大聖堂そばのコンドミニアムをお借りして6泊します。

さて、日本から7名の参加、明日は東京からおひとり単独で現地に集合のUさん無事に着きますよね。

あらゆることが楽しく味わい深い旅なのです、紛れもなく自然茶の集い旅です。

近藤美知絵師匠とご同行の皆さんもご紹介させていただきましょうか・・

一息入れないといけません今夜はこのへんくらいでね(笑)

つづく




・・最後までお読み下さってありがとうございます。


ちゃこあん 和 拝




























 

☆今夜も最高☆

2014年02月01日 20時57分17秒 | 日記
♪今夜は最高♪
昨日、今年始めての満月を迎えて、そして、今日から新月へまた向かいます。皆さん、充実の毎日過ごされていますよね。何だか、明るく楽しいエネルギーが満ち溢れているような気がし...







1月31日新月を迎えて、2月に入りましたね。

昨年のブログを読んでちょっぴりおセンチになっています。

一昨年は、大切な方とのお別れがたくさんあったなって・・・

そして昨年は、たくさんの出愛を経験させて頂きました。

茶戸庵ホームページが新しく生まれ変わったこともそのひとつです。

近藤美知絵先生の自然茶の集いでも、たくさんの方が時を同じくして学び合いました。

豊かさとは、決してお金でも時間でも買えることは出来ないのだと実感したものです。

時間ではなかったのですもの、師匠との出愛は心と心のふれあいでした。

その出愛を用意してくださった友人に心から感謝の気持ちを贈りたいと思います。

今年も、十勝にいらしてお茶会をしてくださることでしょう。

皆さんにお伝えしたいこと、身体を解くこと、日々ゆったりとした時間を少しでももつこと。

自然茶のお稽古はまるで瞑想のようです。

迷走な時もあるかもしれませんが(笑)

いずれにしても、自分の現在あるべき姿が見えてきます。

そのような時間を皆さんと共有させて頂きたいと、今年は和さん張り切っています。

突然お茶会のお誘いがあっても、驚かないでくださいね。

新月をまえにいま沢山のやりたいことが溢れています。

ひとつでも、実行できるといいのですが、どうぞ今年も楽しくお付き合い下さいませ。

『今夜も最高!!』

最後までお読み下さりありがとありました。

茶戸庵 和拝





☆あけましておめでとうございます☆

2014年01月04日 21時20分01秒 | 日記
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2013年初ブログです。何だか緊張しますねおかげさまで、昨年は、本当に素敵な一年を贈らせていただきました。皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。お茶に出愛、お茶に恋を...





今日からお仕事始めです
☆☆☆
本日のお客様は、新年に一度ご家族でお見えになる遠藤園長ご家族5名様
(サンフランシスコ在住の長女さん、東京の次女さん、札幌の息子さんが年に一度集合なさいます)
そして、茶戸庵の長老かのような?とおもってしまいますごめんなさいね二口さんでした。

とても縁起の良いスタートを切らせていただきましたこと(微笑)
皆様ありがとうございました。

その上、大地のしづくも初売りさせて頂きました。
みっちゃん、ありがとうございました。
今年のスタートも、茶戸庵オリジナル酵素の販売からのスタートになりました。

さあて、本日新年のお祝いご膳です。

ウエルカムティー

ばんばら茶(啜り茶碗で)

新年の乾杯

大地のしづく(酵素をショットグラスで)
茶戸庵もご一緒させて頂きました感謝です。


祝いカルパッチョ

 アボガド・甘海老・サーモン・ホタテ・イクラ・白髪ねぎ・茗荷・特性レモン(茶戸庵育ち)カイワレ大根

かぶら蒸し

蕪・鱈・海老・銀杏・みつ葉・出汁餡・香柚子

おはこ膳

ゴマ豆腐・かましん蒲鉾2種・伊達巻・煮物・干し野菜とカツオの佃煮・薇煮付け・人参胡麻和え

豆餅雑煮・生姜ご飯

天ぷら(舞茸・蓮根・ヤーコン・青紫蘇・ユリ根)

塩麹ドレッシングサラダいろいろ 



抹茶・お菓子(鈴の音最中・ハスカップチョコサンドクッキー)



精一杯の心尽くしさせて頂きました。
美味しく召し上がっていただけましたでしょうか?
お料理をお出しする順番が、なかなかうまくいきませんでした。


今年は、すこーし出張講座を控えさせていただいて、
茶戸庵で皆様をお迎えすることを第一にと思っています。

遠くから、いらっしゃる皆さんとゆっくりお茶をいただきましょう。
丁寧にお茶を差し上げることができたら、心も身体も喜びますもの。

原点に返る気持ちでお茶に向かい、自らを整えていくことが出来たらなんて思っています。

今年は、お茶のお稽古の様子もお伝えしていきますね。
ぜひ1度、茶戸庵で自然茶を召し上がってくださいませ。

皆様と再びお会いできますこと心よりお待ちしています。


今年も、ご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。

茶戸庵 和

☆ありがとう・ありがとう・ありがとうありました☆その1

2013年12月28日 21時58分08秒 | 日記
皆様、いかがお過ごしですか?
今年もあとわずかとなりました。
今、どんな時間をお過すごしなのかしら?
もう、年末のお掃除は済んだのですか?
お年賀は?
お節の準備はなさいますか?
それとも、ご旅行の計画かしらなんて思いを巡らせています。

昨日、一面雪景色になったかとおもうと、今日は雪が溶けてツルツル路面に・・・
年の瀬らしい、なんだかあわただしい装いの感じがします(気のせいかしら)

茶戸庵もおかげさまで、本日仕事納めをさせて頂きました。
酵素をお求め下さったお客様が、今年最後になりました。
まるで、今年一年を象徴しているかのようでした。
干し野菜のお料理教室で、皆さんに酵素を絞った後のお野菜を干したものを召し上がって頂いたのです。
大根、人参、スターフルーツ、大豆、昆布などでしたが、
とても美味しいフレッシュなグミのような食感なのです。
その酵素に、ご興味を持たれた方が沢山いらっしゃいました。
今年は、アイさんの作る酵素が、茶戸庵でブレイクしました。
薬草や、自然茶、果物、穀類など211種類もの素材を約2年間熟成させて作っています。
松葉や龍眼、コクワなど目を瞑ると数種類の香りを聞くことが出来るのですよ。
ごく最近、この酵素に名前がつきました。
確か『大地のしづく』だったと思います。
ご本人曰く、私は酵素を作るために生まれてきたのかもと・・・。
彼女の食に関してのこだわりは相当なものです。

茶戸庵の、お食事にもいつも豊かな恵みを届けてくださいました。
ありがたいことです。
今年も、感謝の1年になりました。


わたくし自身にとりましても、とても実り多き一年となったことは言うまでもありません。
たくさんの出愛、学びがありました。
念ずれば叶うを、まさに実感したような1年になりました。
もちろん、反省も沢山、失敗も数えきれませんが(たくさんありすぎて覚えていられません(笑))

先ずは、健康と皆様の友情に敬意を込めて『ありがとう』を捧げたいと思います。



そして、ただいま、来年への助走中です。

楽しい計画を、沢山企てていますよ。
お楽しみにしてくださいね。
1月にはお伝えできるかと思います。
とっても、楽しみですね(笑)。
ぜひ、来年も茶戸庵と遊んでくださいませ。



今年も、皆様とご一緒に感謝の時をたくさん頂きましたこと、心よりお礼申し上げます。

ありがとうございました。合掌