父の葬式だったな・・・

今日、１月３０日という日付を見るたびに
なぜか、思い出していた。

平成２１年１月３０日（金）

その日。
厳格だった父の葬儀の日。
朝から雨が降ったりやんだりの日だった。
出棺や納骨の時間帯は、雨も上がっていたが
涙雨・・・って言うのだったのかな。

父の友人知人をはじめ、親族や
同僚などが葬儀に参列してくれた。
それなりに大きな葬儀場は、
あっという間にいっぱいになり
椅子を新たに増やしたと聞いた。
担当だった葬儀場の方が、
香典返しの数が足りないと思って
新たに追加したが、それでも
足りなく、更に追加したと
あとから聞いた。

○○さん（父の名前）の人柄が分かります。

そう仰ってくださった。

退職してから１０数年経過してのあの数を
見ると、やはり、父の人柄がそうしてくれたのだと
思う。

厳格な人だった。
竹を割ったような性格の人だった。
曲がったことが、大嫌いな人だった。
はっきりものをいう人だった。
そして、孫たちを可愛がってくれた人だった。

先日長女が帰省した時、祖父である父に
大変可愛がってもらえたことを
話ていた。でも、怒ると怖かったとも（笑）。

２６日に亡くなってから、４日間。
私たち家族に、父との最後の時間をたっぷりと与えてくれたね。
父自身が、お知らせの範囲や焼香順まで
全て記しておいてくれたんだったね。
「お前たちには、できないだろう・・・」とでも
思っていたのだろうか。

病名を告げられ、亡くなるまでの１１か月間。
どんなことを思い感じていたのだろうか。

今まで、亡くなった日は忘れなかったけれど
葬式の日まではなかなか思いだせなかった。
何なんだろう。
今夜あたり、夢に出てきてくれるのかな。